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ソヨンドン物語 チョ・ナムジュ
¥1,870
原書:'서영동 이야기' 조남주 出版社:筑摩書房 ページ数:224 サイズ:四六判 発売日:2024.7.11 ISBN:9784480832214 日韓累計165万部突破の『82年生まれ、キム・ジヨン』著者、チョ・ナムジュが問いかける! 弱肉強食社会で人間らしさを失わずに生きるには? 資産価値にこだわる者の果てしない欲望と苦悩。 持たざる者の苦労と、未来への希望。 韓国中間層の現実をリアルに描いたハイパーリアリズム連作小説。 舞台はソウルにある架空の町〈ソヨン洞(ドン)〉。近年の不動産バブルやマンション購入、過剰な教育熱、所得格差といった社会問題が、住民の悲喜こもごもとともに描き出される――。 「私が伝えたかったのは、 個人ではどうすることもできない時代と社会の不幸を前に、 我々はどんな選択をできるのか、 どんな態度をとるべきかという悩み、 さらには人間らしさを失わずに生きる方法に対する問いかけでした」 (「日本の読者のみなさんへ」より抜粋) 目次 春の日パパ(若葉メンバー) 警告マン シェリーのママ、ウンジュ ドキュメンタリー番組の監督、アン・ボミ 百雲(ペグン)学院連合会の会長、ギョンファ 教養あるソウル市民、ヒジン 不思議の国のエリー 作家の言葉 日本の読者の皆さんへ 訳者あとがき 著者プロフィール チョ・ナムジュ (チョ ナムジュ) (本文) チョ・ナムジュ:1978年ソウル生まれ、梨花女子大学社会学科卒業。放送作家として社会派番組のトップ「PD手帳」や「生放送・今日の朝」などで時事・教養プログラムを10年間担当。2011年、長編小説「耳をすませば」で文学トンネ小説賞に入賞して文壇デビュー。2016年『コマネチのために』でファンサンボル青年文学賞受賞。『82年生まれ、キム・ジヨン』は大ベストセラー。第41回今日の作家賞を受賞(2017年8月)。『彼女の名前は』『サハマンション』『私たちが記したもの』など。 古川 綾子 (フルカワ アヤコ) (翻訳) 古川 綾子(ふるかわ・あやこ):翻訳家。延世大学教育大学院韓国語教育科修了。神田外語大学講師。NHKラジオ ステップアップハングル講座 2021年7-9月期「K文学の散歩道」講師を務める。主な訳書に『そっと 静かに』(ハン・ガン、クオン)、『走れ、オヤジ殿』(キム・エラン、晶文社)、『最善の人生』(イム・ソルア、光文社)、『明るい夜』(チェ・ウニョン、亜紀書房)、『君という生活』(キム・ヘジン、筑摩書房)、『エディ、あるいはアシュリー』(キム・ソンジュン、亜紀書房)などがある。
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君という生活 キム・ヘジン
¥1,870
ふたりの間には埋められない隔たりと格差 『娘について』など、疎外された人々の視点から韓国社会を書く、キム・ヘジンの短編集です。 原書:'너라는 생활' 김혜진 出版社:筑摩書房 ページ数:224 サイズ:四六判 発売日:2022.7.22 ISBN:9784480832184 親密な関係なのに心がすれ違う「君」と「私」の変奏曲。疎外された人々の視点から韓国社会を描いてきた著者の、胸に迫る傑作短編集。寂寥感と抒情が溢れる。 著者プロフィール キム・ヘジン (キム ヘジン) (著) キム・ヘジン 1983年生まれ。2012年東亜日報新春文芸当選作「チキン・ラン」で文壇入りし、2013年長編小説『中央駅』で第5回中央長編文学賞を、2018年長編小説『娘について』で第36回シン・ドンヨプ文学賞を受賞した。その他の作品に、短編小説『オビー』、長編小説『九番の仕事』、中編小説『火と私の自叙伝』などがある。 古川 綾子 (フルカワ アヤコ) (訳) 古川綾子 第10回韓国文学翻訳院翻訳新人賞受賞。神田外語大学講師。 訳書に『そっと 静かに』(ハン・ガン、クオン)、『走れ、オヤジ殿』(キム・エラン、晶文社)、『外は夏』(キム・エラン、亜紀書房)、『わたしに無害なひと』(チェ・ウニョン、亜紀書房)などがある。
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ほんのかすかな光でも チェ・ウニョン
¥2,200
原書:'아주 희미한 빛으로도' 최은영 出版社:筑摩書房 ページ数:304 サイズ:四六判 発売日:2025.11.12 ISBN:9784480832238 〈出版サイトより〉 『ショウコの微笑』『わたしに無害なひと』などで人気を博し、数々の賞を受賞してきた実力派作家の最新短編集! 手をのばし、すれ違う、 二人に差しこむひとすじの光。 人間関係の感情の機微を卓抜した力で描くチェ・ウニョン。 〈書くこと〉を使命とする強い意志。問い直される女性への差別。 【収録作】 大学で研究者を目指す私と女性講師を描く、表題作/基地村での女性殺害問題と校内誌編集部を描く、「役割」/雇用形態の異なる二人の車中での会話を描いた、「一年」/DV問題を扱った、「返信」/「夫と妻と子ども」という「一般家族」を超えた繋がりを描く、「種まき」「伯母さんへ」「消える、消えない」 2018年から2023年までに書かれた中短編全7編。 === 「欠乏感を抱きしめ、それを必要以上に憎んだり、哀れんだりすることもなく、ただ一日一日を生きていく。悲しければ悲しいのだと、腹が立てば腹が立っているのだと、愛していれば愛しているのだと気づき、自分を見守り続ける。私は今、そういう作業をしているところなのだと思う。 小説を書いていて失われた記憶がよみがえるとき、私よりも深い場所にいる自分が伝えようとしている言葉に耳を澄ます。」 (「作家の言葉」より) === 「著者の作品に登場する主人公はほとんどが女性で、ストーリーもフェミニズムの観点から描かれたものが多い。(中略)前半は憧れる側と憧れられる側、後半の「種まき」「伯母さんへ」「消える、消えない」は面倒をみる側とみられる側に焦点を当てており、韓国語版の解説を書いた文芸評論家は、この三作を〈ケア三部作〉と称している。」 (「訳者あとがき」より) === 書店員、絶賛! 泣きそうだ、と思う瞬間がいくつかあった。 しかし、それは涙腺を緩ませはしなかった。 もっと心の奥底の震えが、そう錯覚させていた。 この震えの感覚を上手く言葉にできないことがもどかしい。 人と人の交流が、あるラインを超えたときに起こる摩擦が心に響いてくる。 チェ・ウニョンは、そのライン際にある渚を物語として形にしている。 ひいては返す波のように、捉えどころのなく動く他者との境界。 その一線に触れたときに起こる名もなき感情。 誰もが経験したことのあるそれを、誰もが読むだけで体験できる物語として、 仕上げること。素晴らしい作家の仕事だと思えた。 ───フタバ図書・萩原健太さん 私にとって本作は、 人の細やかな感情が幾重にも折り重なっている、 やわらなか光の結晶を集めたような短編集でした。 また、人生の中で負傷した傷を、 ふわっとくるんでくれる言葉の明かりでした。 読み終えた後も、 物語を思い出すだけで、 心が彩り豊かに揺らめきます。 筆舌に尽くしがたい、とても素敵な作品です。 ──紀伊國屋書店福岡本店・宗岡敦子さん 目次 ほんのかすかな光でも 役割 一年 返信 種まき 伯母さんへ 消える、消えない 作家の言葉 日本の読者の皆さんへ 訳者あとがき 著者プロフィール チェ・ウニョン (チェ ウニョン) (著) チェ・ウニョン:1984年、京畿道光明生まれ。2013年、『作家世界』新人賞に入選して作家活動を始める。第5回および第8回若い作家賞、第8回ホ・ギュン文学作家賞、第24回キム・ジュンソン文学賞、「書店員が選んだ今年の作家賞」。『わたしに無害なひと』で第51回韓国日報文学賞を受賞。2020年李箱文学賞最終候補(主催者側の不誠実な対応や、作家に対する搾取ともいえる環境などに抗議し、受賞を拒否した)。日本で翻訳された著書に短編集『ショウコの微笑』(吉川凪監修、クオン)、短編集『わたしに無害なひと』(古川綾子訳、亜紀書房)、長編『明るい夜』(古川綾子、亜紀書房)、掌編小説集『無理して頑張らなくても』(古川綾子訳、早川書房)、共著書に『ヒョンナムオッパへ』(白水社)がある。 古川 綾子 (フルカワ アヤコ) (翻訳) 古川 綾子(ふるかわ・あやこ):翻訳家。第10回韓国文学翻訳院翻訳新人賞受賞。神田外語大学講師。訳書に『そっと静かに』(ハン・ガン、クオン)、『走れ、オヤジ殿』(キム・エラン、晶文社)、『外は夏』(キム・エラン、亜紀書房)、『わたしに無害なひと』(チェ・ウニョン、亜紀書房)、『無理して頑張らなくても』(チェ・ウニョン、早川書房)、長編『明るい夜』(チェ・ウニョン、亜紀書房)、掌編小説集『無理して頑張らなくても』(早川書房)、『君という生活』(キム・ヘジン、筑摩書房)、『ソヨンドン物語』(チョ・ナムジュ、筑摩書房)などがある。
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明るい夜 チェ・ウニョン
¥2,420
原書:'밝은 밤' 최은영 出版社:亜紀書房 ページ数:400 サイズ:195mm × 138mm 発売日:2023/01/21 ISBN:978-4-7505-1780-3 〈出版サイトより〉 〈大きな悲しみが、私を守ってくれる〉 『ショウコの微笑』『わたしに無害なひと』の気鋭のベストセラー作家、初の長編小説 ---------------------- 夫の不倫で結婚生活に終止符を打ち、ソウルでの暮らしを清算した私は、九歳の夏休みに祖母と楽しい日々を過ごした思い出の地ヒリョンに向かう。 絶縁状態にあった祖母と二十二年ぶりに思いがけなく再会を果たすと、それまで知ることのなかった家族の歴史が明らかになる……。 家父長制に翻弄されながらも植民地支配や戦争という動乱の時代を生き抜いた曾祖母や祖母、そして母、私へとつながる、温かく強靱な女性たちの百年の物語。 ---------------------- 日が昇る前に大切なあの人に伝えておきたいことがあった。 明るくなったら、言えなくなりそうだから……。 2021年〈書店員が選ぶ“今年の小説”〉、第29回大山文学賞受賞。 著者プロフィール チェ・ウニョン (チェ ウニョン) (著) 一九八四年、京畿道光明生まれ。二〇一三年、『作家世界』新人賞に入選して作家活動を始める。第五・第八・第十一回若い作家賞、第八回ホ・ギュン文学作家賞、第二十四回キム・ジュンソン文学賞、『わたしに無害なひと』で第五十一回韓国日報文学賞、本作『明るい夜』で第二十九回大山文学賞を受賞。 著書に『ショウコの微笑』(吉川凪監修、牧野美加・横本麻矢・小林由紀訳、クオン)、『わたしに無害なひと』(古川綾子訳、亜紀書房)、共著に『ヒョンナムオッパへ』(斎藤真理子訳、白水社)がある。 古川 綾子 (フルカワ アヤコ) (訳) 神田外語大学韓国語学科卒業。延世大学教育大学院韓国語教育科修了。第10回韓国文学翻訳院新人賞受賞。翻訳家。神田外語大学非常勤講師。 訳書にチェ・ウニョン『わたしに無害なひと』、キム・エラン『走れ、オヤジ殿』『外は夏』『ひこうき雲』キム・へジン『娘について』『君という生活』、ハン・ガン『そっと静かに』、ユン・イヒョン『小さな心の同好会』、イム・ソルア『最善の人生』などがある。
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エディ、あるいはアシュリー キム・ソンジュン
¥2,200
原書:'에디, 혹은 애슐리' 김성중 出版社:亜紀書房 ページ数:256 サイズ:188mm × 130mm 発売日:2023/08/09 ISBN:978-4-7505-1808-4 〈出版サイトより〉 「さて、エディ。こう呼ばれたいなって思う名前はあるの?」 「アシュリー」 本当はそんな名前、考えたこともなかった。〈自分は男じゃないらしい〉という認識は、〈どうも女性のようだ〉とは直結していなかったからだ。それなのに訊かれたら口をついて出た。アシュリーは子どもの頃に可愛がって大切にしていたぬいぐるみだ。 (「エディ、あるいはアシュリー」より) --------- 性の多様性。移民。失われた日々。喪失。再生。暴力……。 どこにでもあるリアルな世界を、時を越え、現実と幻想とを自由に行き来しながら、未来と希望を信じて描いた短編集。 ジェンダー・アイデンティティの不確かさを自らに問いかける表題作「エディ、あるいはアシュリー」、第63回現代文学賞受賞作「相続」など8作品を収録。 --------- 避けようのない過酷な現実と、その先にある柔らかな希望……。 韓国ファンタジー界の旗手が織りなす物語のタペストリー8編。 目次 ■レオニー ■エディ、あるいはアシュリー ■海馬と扁桃体 ■正常人 ■木の追撃者 ドン・サパテロの冒険 ■へその唇、嚙みつく歯 ■相続 ■メイゼル ■あとがき ■訳者あとがき 著者プロフィール キム・ソンジュン (キム ソンジュン) (著) 1975年ソウル生まれ。明知大学文芸創作学科卒業。2008年に短編「わたしの椅子を返してください」で中央新人文学賞を受賞し、デビュー。2010年から3年連続で若い作家賞を受賞し、期待の作家として頭角を現す。2018年に「相続」(本書収録)で第63回現代文学賞を受賞。邦訳された作品に「火星の子」(斎藤真理子訳、『ヒョンナムオッパへ』所収、白水社)、「未来は長く続く」(斎藤真理子訳、『覚醒するシスターフッド』所収、河出書房新社)がある。 古川 綾子 (フルカワ アヤコ) (訳) 神田外語大学韓国語学科卒業。延世大学教育大学院韓国語教育科修了。翻訳家。 神田外語大学非常勤講師。訳書にチェ・ウニョン『わたしに無害なひと』『明るい夜』、キム・エラン『外は夏』『ひこうき雲』、キム・へジン『娘について』『君という生活』、ハン・ガン『そっと静かに』、ユン・イヒョン『小さな心の同好会』、イム・ソルア『最善の人生』などがある。
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J・J・J三姉弟の世にも平凡な超能力 チョン・セラン
¥1,760
原書:'재인, 재욱, 재훈' 정세랑 出版社:亜紀書房 ページ数:176 サイズ:183mm × 130mm 発売日:2024/11/22 ISBN:978-4-7505-1863-3 〈出版サイトより〉 〈誰かが私たちの助けを待っている!〉 なんでもない偶然、どうってことない超能力、たわいもない親切で、奇想天外な物語が回っていく! 『フィフティ・ピープル』『保健室のアン・ウニョン先生』でおなじみの韓国の人気作家チョン・セランがつむぎ出す、愉快、痛快、やさしさいっぱいの冒険譚。 ********** 科学者のジェイン、アラブの建設現場で働くジェウク、年の離れた高校生の末っ子ジェフンの三姉弟。 海でのバカンスから戻ると突然、超能力を持ったことに気がつく。 身に覚えのない、しかも〝超〟というにはあまりにもビミョーな〝能力〟に戸惑う3人。そして、「誰かを救え」というメッセージと小包が届く。 ──いったい誰を……どうやって救えと!? 目次 J・J・J三姉弟の世にも平凡な超能力 あとがき 訳者あとがき 著者略歴 チョン・セラン【著】 1984年ソウル生まれ。編集者として働いた後、2010年に雑誌『ファンタスティック』に「ドリーム、ドリーム、ドリーム」を発表してデビュー。13年『アンダー、サンダー、テンダー』(吉川凪訳、クオン)で第7回チャンビ長編小説賞、17年に『フィフティ・ピープル』(斎藤真理子訳、亜紀書房)で第50回韓国日報文学賞を受賞。純文学、SF、ファンタジー、ホラーなどジャンルを超えて多彩な作品を発表し、幅広い世代から愛され続けている。他の小説作品に『保健室のアン・ウニョン先生』(斎藤真理子訳)、『屋上で会いましょう』(すんみ訳)、『声をあげます』(斎藤真理子訳)、『シソンから、』(斎藤真理子訳)、『地球でハナだけ』『八重歯が見たい』(すんみ訳、以上、亜紀書房)などがある。 古川 綾子【翻訳】 神田外語大学韓国語学科卒業。延世大学教育大学院韓国語教育科修了。翻訳家。神田外語大学講師。NHKラジオ「ステップアップハングル講座『K文学の散歩道』」講師を務める。主な訳書にハン・ガン『そっと 静かに』(クオン)、キム・エラン『走れ、オヤジ殿』(晶文社)、チェ・ウニョン『明るい夜』(亜紀書房)、チョ・ナムジュ『ソヨンドン物語』(筑摩書房)、イム・ソルア『最善の人生』(光文社)、チョン・ハナ『親密な異邦人』(講談社)など。
