-
言葉の森のかくれんぼ 斎藤 真理子(著) チョン・スユン(著)
¥2,640
宮沢賢治の死生観、ハン・ガン作品の痛み、石牟礼道子の詩にみる希望。同時代を生き、互いの国の文学を訳すふたりが、日本語と韓国語の深い森で、考え、問い、対話する。激動の戒厳令、終わらない戦争への抵抗――わたしたちの言葉と歴史について。書くこと、読むことの根源にせまる二年間の往復書簡。「世界」連載書籍化。 目次 まえがき……………斎藤真理子 親愛なる真理子さんへ 太陽の子、月の子 夢のなかの父 白い小惑星との衝突 日本文学の旅 悲しみの質量 私の言葉を守るために 私たちは、愛だから 隣国語の森 未来の前書き 三角好き 苦い杏 君も私のように寂しいの 親愛なるスユンさんへ 金星旅館のころ 済州島と沖縄 活字の濁流へ 韓国文学の巨木 一一年目の抱負 戦争が怖かった 「サラン」を使うとき 戦争のあとがき 夏の日記 オマージュ 旅のおかげ 雪片を見つけたら あとがき……………チョン・スユン 著者プロフィール 斎藤 真理子 (サイトウ マリコ) (著) 斎藤真理子(さいとう・まりこ) 1960年,新潟市生まれ.翻訳家.著書に『韓国文学の中心にあるもの』『本の栞にぶら下がる』『「なむ」の来歴』など.訳書にチョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』,チョン・セラン『フィフティ・ピープル』,チョ・ナムジュ『82年生まれ,キム・ジヨン』,ファン・ジョンウン『ディディの傘』などがある.パク・ミンギュ『カステラ』(共訳)で第一回日本翻訳大賞受賞,チョ・ナムジュ他『ヒョンナムオッパへ』で韓国文学翻訳大賞,ハン・ガン『別れを告げない』で読売文学賞を受賞. チョン・スユン (チョンスユン) (著) チョン・スユン 정수윤 1979年,ソウル生まれ.作家,翻訳家.慶煕大学卒業,早稲田大学大学院文学研究科で修士号取得.韓国で日本文学を幅広く紹介している.訳書に,太宰治全集,茨木のり子詩集,宮沢賢治童話集,夏目漱石『坊っちゃん』,川端康成『少年』,多和田葉子『地球にちりばめられて』,最果タヒ『死んでしまう系のぼくらに』など多数.邦訳された著書に『言の葉の森──日本の恋の歌』『波の子どもたち』がある. 出版社:岩波書店 ページ数:262 サイズ:四六判 発売日:2026年6月30日 ISBN:978-4-00-022986-9
-
未来のいるところ ムン・ジニョン(著)/キム・ソヨン(訳)
¥2,200
原書 ’미래의 자리‘ 문진영 痛みを抱えて生きる若者たちに寄り添い、どうすれば前を向けるのだろうかと静かにもがく小説。この静かな震えは、深く埋まってしまったよろこびをやがて揺り起こすだろう。(大前粟生・小説家) 「生きていることがただただ心苦しくなる明け方。誰かのために涙を流せますように。」(本文より) セウォル号沈没事故に胸を痛め、自分にできることを探して奔走していたミレ(未来)が突然、この世を去った。親友だったミレの死に、生きる意欲を失い文章を書けなくなった小説家志望のジヘ。憧れと嫉妬を抱かせた双子の妹・ミレを亡くし、痛みを麻痺させて生きるナレ。叶わぬ恋を胸に秘め、家族の日常を守るために夢を諦めて自傷行為に浸るジャラム。梨泰院圧死事故を機に自らの日常の綻びに気づき、息の仕方がわからなくなるミンソ--実際に起きた事件を背景に、残され、傷ついた若者たちが互いの傷を見つめはじめる。 「あなたが今どこを歩いているか、私は知っている。不意に滑り落ちて、地面にぶち当たって粉々に砕けてしまいそうで、怯える気持ちを知っている。いっぽうで足下の暗闇はあまりにも深く、地面なんてものは存在しないような気がして、身体の力を抜いてしまえばすべてが安らぎに変わるのではないかという気持ちも知っている。」(本文より) 「この小説が微力ながら引力のようなものになればと願いながら書いた。その切なる思いが、最初の一文から最後の一文を書き終えるまで変わらなかった。」(「作家の言葉」より) 著者プロフィール ムン・ジニョン (著) 1987年春川(チュンチョン)生まれ。大学在学中の2009年にチャンビ長編小説賞を受賞し作家活動を始める。その後、韓国芸術総合学校劇作科で文芸創作を学ぶ。著書に、デビュー作となる長編『煙草一本の時間』のほか、中編『ディング』、短編集『雪の中の冬』『最小限の最善』、掌篇集『日差しのお迎え』などがある。2021年、短編「ふたつの部屋」で金承鈺(キム・スンオク)文学賞大賞を受賞。現在は作家活動のかたわら、ソウルで季節本屋「昼と夜(ナックァバム)」をイラストレーターのパク・ジョンウンと共同で営む。それぞれが選書した本を紹介しながら、読書会やブックトークを企画・開催している。 キム・ソヨン (訳) 1979年済州(チェジュ)生まれ。10代から韓国と日本の両方で過ごし、現在はソウル在住。韓国の国民大学校視覚デザイン学科を卒業し、東京藝術大学大学院美術研究科でデザインを専攻。美術博士。グラフィックデザイナーを経て、写真専門出版社で写真集や図録の編集・制作に携わる。韓国文学翻訳院翻訳アカデミーおよび同院翻訳アトリエで学ぶ。韓訳書に菊地信義『装幀の余白から』(花園(ファウォン))。韓国文学ZINE『udtt book club』のメンバーとして活動している。 出版社:里山社 ページ数:208 サイズ:四六判 発売日:2026年7月23日 ISBN:978-4-907497-25-5
-
ギンガムチェックと塩漬けライム 翻訳家が読み解く海外文学の名作 鴻巣 友季子
¥1,980
小説の読み解き方がわかる。知ってるつもりだったあの名作の、新たな顔が見えてくる! 『嵐が丘』は、相続制度と法律知識を駆使した「不動産小説」だった? アトウッドの『侍女の物語』は現代アメリカがモデル? 不朽の青春小説『ライ麦畑でつかまえて』は、太宰の『人間失格』に似ている? これからのポストヒューマン時代に必読の作家、カズオ・イシグロー 当代一の翻訳家・文芸評論家である著者が、 誰もが知る名著を全く新しい切り口で解説し、 小説のあじわい方を指南する大人向けブックガイド。 あの名作の知られざる“顔”が見えてくる! 誰もが一度はふれたことのある古典的名著から、今こそ読むべき現代作家の“問題作”まで。 著者の翻訳家としての歩みのなかで、思い出深い作品、折にふれて読み返す、大切な名著たちをここに紹介。 翻訳者ならではの原文(英語)の読み解きや、作品理解の深まる英語トリビアがちりばめられていますので、翻訳家志望の方や、英語学習者も楽しめます。 ※本書はNHKラジオテキスト「ラジオ英会話」の人気連載「名著への招待」(2021 年度~2024 年度)を加筆修正してまとめたものです。 著者プロフィール 鴻巣 友季子 (コウノス ユキコ) (著) 1963年東京都生まれ。翻訳家、文芸評論家。主な訳書に『風と共に去りぬ』『嵐が丘』『灯台へ』(新潮文庫)、『恥辱』(早川書房)ほか。主な著書に『文学は予言する』(新潮選書)、『翻訳教室 はじめの一歩』(ちくま文庫)ほか。 出版社:NHK出版 ページ数:260 サイズ:四六判 発売日:2025年4月18日 ISBN:978-4-14-081987-6
-
新装版 森崎書店の日々 八木沢 里志
¥1,705
日本の小説作品として異例の大ヒット! 恋人から突然、「他の女性と結婚する」と告げられた貴子は、深く傷つき、ただ泣き暮らす毎日をおくることになった。 職場恋愛だったために会社も辞めることになり、貴子は恋人と仕事をいっぺんに失うことに。そんなとき叔父のサトルから貴子に電話が入る。叔父は妻の桃子に家出され、ひとり神保町で「森崎書店」という古書店を経営していた。 親類の間では変人として通っていた叔父からの連絡は、「店に住んで、仕事を手伝って欲しい」というもので――。 50の言語で翻訳オファーが殺到し、世界的大ヒットを遂げたヒーリング小説の傑作が新装版で遂に登場。巻末には書き下ろしの掌編、「午後の来訪者」も収録。 出版社:小学館 ページ数:208 サイズ:四六判 発売日:2025年10月29日 ISBN:978-4-09-386765-8
-
新装版 続・森崎書店の日々 八木沢 里志
¥1,815
世界的ベストセラーの新装版第2弾 本の街・神保町で近代文学を専門に扱う古書店「森崎書店」。貴子の叔父・サトルが経営するこの店は、かつて失意のどん底にあった彼女の心を癒やしてくれた場所だ。 一時期出奔していたサトルの妻・桃子も店を手伝うようになり、貴子も休日のたびに顔を出していた。店で知り合った和田との交際も順調に進んでいた貴子だったが、ある日、彼が喫茶店で昔の恋人と会っているのを目撃してしまい――。 50以上の言語で翻訳オファーが殺到し、世界的大ヒットを遂げたヒーリング小説の続編が新装版で登場。巻末には書き下ろしの掌編、「今日だけは、わたしたちが主役」も収録。 出版社:小学館 ページ数:216 サイズ:四六判 発売日:2025年11月26日 ISBN:978-4-09-386766-5
-
つくろうひと 村山 早紀
¥1,870
幼い日に父が亡くなり、母は都会に出奔、ひとり残された少女・章は、書店を営む祖母に預けられる。そこには同い年のいとこ、萌音がいた。親元から離れて育ったふたりは支え合って暮らしていたが、ある日、章は事故で深い傷を負う。眠り続ける病院のベッドを抜け出した章の魂は、永遠を生きる人魚の手によって悲しい記憶が「つくろわれる」不思議な世界にたどりつく。明滅する生命の輝き、遥かな時をつむぐファンタジー。 出版社:ポプラ社 ページ数:247 サイズ:四六判 発売日:2026年2月26日 ISBN:978-4-591-18814-9
-
文化の脱走兵 奈倉 有里
¥1,760
第76回読売文学賞(随筆・紀行賞)受賞! 第2回生きる本大賞受賞! 本を片手に、戦う勇気ではなく逃げる勇気を。 いま、本読みたちにもっとも注目されているエッセイ集。 ******************** 軽やかで、優しくて、豊かで、 そしてなんと性根のすわった作家なのだろう。 ――川上弘美 遠いところからとても大切な声が聴こえる。 奈倉さんの静かでタフな言葉が、 新しい国境を切り拓いている。 ――三宅香帆 ******************** 「国でいちばんの脱走兵」になった100年前のロシアの詩人、ゲーム内チャットで心通わせる戦火のなかの人々、悪い人間たちを化かす狸のような祖父母たち──あたたかい記憶と非暴力への希求を、文学がつないでゆく。 「もし本が好きになったら──私たちがその人たちを見つけて、めいっぱい大切にしよう。世界中のたくさんの本を翻訳して、朗読して、笑ったり泣いたりしよう。」(「クルミ世界の住人」より) 紫式部文学賞を受賞したロングセラー『夕暮れに夜明けの歌を』の著者が、言葉を愛する仲間たちに贈る、待望のエッセイ集。 【もくじ】 クルミ世界の住人/秋をかぞえる/渡り鳥のうた/動員/ほんとうはあのとき……/猫にゆだねる/悲しみのゆくえ/土のなか/道を訊かれる/つながっていく/雨をながめて/君の顔だけ思いだせない/こうして夏が過ぎた/巣穴の会話/かわいいおばあちゃん/年の暮れ、冬のあけぼの/猫背の翼/あの町への切符/柏崎の狸になる/あとがき 文化は脱走する 【装幀】 名久井直子 【装画】 さかたきよこ 著者プロフィール 奈倉 有里 (ナグラ ユリ) (著) 1982年、東京都生まれ。ロシア文学研究者、翻訳者。2008年、ロシア国立ゴーリキー文学大学を日本人として初めて卒業する。東京大学大学院修士課程を経て博士課程満期退学。博士(文学)。2022年、『夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く』(イースト・プレス)で第32回紫式部文学賞、『アレクサンドル・ブローク 詩学と生涯』(未知谷)などで第44回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)受賞。2025年、『文化の脱走兵』で第76回読売文学賞(随筆・紀行賞)、第2回生きる本大賞受賞。同年、第18回「わたくし、つまりNobody賞」受賞。主な訳書に、ミハイル・シーシキン『手紙』(新潮クレスト・ブックス)、サーシャ・フィリペンコ『理不尽ゲーム』『赤い十字』(集英社)、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『亜鉛の少年たち アフガン帰還兵の証言 増補版』(岩波書店)ほか多数。近著に『ロシア文学の教室』(文春新書)。 出版社:講談社 ページ数:224 サイズ:四六判 発売日:2024年7月11日 ISBN:978-4-06-535966-2
-
世界文学をケアで読み解く 小川公代
¥1,870
〈出版サイトより〉 現代人が失いつつある〈ケアの倫理〉は、世界の文学に読みとれる。『ケアの倫理とエンパワメント』で政治、社会、医療、介護の分野からも注目される英米文学者の〈ケアの倫理〉にかんする画期的な問いかけ。自立を迫る新自由主義的風潮のもと、ケア思想をたどり、韓国、欧米、日本などの文学作品とつなげて読み込む。マン・ブッカー国際賞受賞作家の韓国のハン・ガンが描く『菜食主義者』、光州事件をあつかった『少年が来る』。欲望や怒り、憎悪などの暴力に振り回されながらも、どのようにその世界から抜け出せるのか。ブッカー賞受賞作家、カナダのアトウッドがSF的想像力で生み出した『侍女の物語』と『誓願』でのサバイバルとは? このディストピア小説の舞台である「ギレアデ」共和国は不可視の世界で、キリスト教原理主義と家父長制が支配する。そして一人の女性の苦悩が女性たちの連帯(シスターフッド)と結ばれ、「他者」の言葉の力、生存する力がしめされる。差別により死にいたらしめられる者とその過酷さを知らぬ者、老いを経験する者と年若い者、病に臥す者と健康な体を持つ者、はたしてこのような差異を乗り越えて他者の傷つきや死を、私たちは凝視できるだろうか。死者へのケアをテーマにした、トニ・モリソン『ビラヴド』、平野啓一郎『ある男』、石牟礼道子『苦海浄土』、ドリス・レッシング『よき隣人の日記』をもとに、他者への想像力を働かせることがどのようにケア実践につながるのかを考える。冷たい墓碑や硬い土に埋葬されている死者。かつては生命力に満ちていた身体と内面世界が、作品のなかで豊かな言葉によって回復されている。〇目次今こそ〈ケアの倫理〉について考える――序論にかえて 第一章 現代人が失いつつあるものとしての〈ケア〉 第二章 弱者の視点から見る――暴力と共生の物語 第三章 SF的想像力が生み出すサバイバルの物語 第四章「有害な男らしさ(トキシック・マスキュリニティ)」に抗する文学を読む 第五章 死者(ビラヴド)の魂に思いを馳せる――想像力のいつくしみ 口をつぐむこと、弱くあることについて――あとがきにかえて 出版社:朝日新聞出版 ページ数:240 サイズ:四六判 発売日:2023年8月7日 ISBN:978-4-02-251929-0
-
あなたのことが知りたくて チョ・ナムジュ(著)松田 青子(著)デュナ(著)西 加奈子(著)ハン・ガン(著)深緑 野分(著)イ・ラン(著)小山田 浩子(著)パク・ミンギュ(著)高山 羽根子(著)
¥990
SOLD OUT
〈出版サイトより〉 べストセラー『82年生まれ、キム・ジヨン』のチョ・ナムジュによる、夫と別れたママ友同士の愛と連帯を描いた「離婚の妖精」をはじめ、人気作家12名の短編小説が勢ぞろい! 著者プロフィール チョ・ナムジュ (チョ ナムジュ) (著) 1978年ソウル生まれ。2011年に作家デビュー。17年『82年生まれ、キム・ジヨン』で今日の作家賞を受賞。同書は韓国で130万部、日本語版が23万部を超えるベストセラーに。近著に『サハマンション』。 松田 青子 (マツダ アオコ) (著) 1979年兵庫県生まれ。作家・翻訳家。2013年『スタッキング可能』でデビュー。21年『おばちゃんたちのいるところ』で世界幻想文学大賞・短編集部門を受賞。近著に、エッセイ『自分で名付ける』。 デュナ (デュナ) (著) 本名性別年齢経歴不明の覆面作家。ひとりの女性であるという説や3人の共同創作集団であるという説などがある。著書に『蝶戦争』『太平洋横断特急』『舅婦戦』など(未邦訳)。韓国科学小説家連帯2代目代表。 西 加奈子 (ニシ カナコ) (著) 1977年テヘラン生まれ。2004年『あおい』でデビュー。07年『通天閣』で織田作之助賞、13年『ふくわらい』で河合隼雄物語賞、15年『サラバ!』で直木賞を受賞。近著に『夜が明ける』など。 ハン・ガン (ハン ガン) (著) 1970年韓国・光州生まれ。2016年『菜食主義者』でアジア人初の国際ブッカー賞を受賞。その他の著書に『少年が来る』、『ギリシャ語の時間』『すべての、白いものたちの』『回復する人間』など。 深緑 野分 (フカミドリ ノワキ) (著) 1983年神奈川県生まれ。2010年「オーブランの少女」でミステリーズ!新人賞佳作に入選。16年『戦場のコックたち』、19年『ベルリンは晴れているか』でそれぞれ直木賞候補に。近著に『スタッフロール』など。 イ・ラン (イ,ラン) (著) 1986年ソウル生まれ。シンガーソングライター、エッセイスト、作家、イラストレーター、映像作家。著書に小説『アヒル命名会議』、エッセイ『悲しくてかっこいい人』『話し足りなかった日』など。 小山田 浩子 (オヤマダ ヒロコ) (著) 1983年広島県生まれ。2010年「工場」で新潮新人賞、織田作之助賞、広島本大賞を受賞。14年「穴」で芥川賞を受賞。その他の著書に『庭』『小島』など。 パク・ミンギュ (パク ミンギュ) (著) 1968年韓国・蔚山生まれ。2003年、『三美スーパースターズ 最後のファンクラブ』でハンギョレ文学賞と『地球英雄伝説』で文学トンネ新人作家賞をダブル受賞。その他の著書に『カステラ』『ピンポン』など。 高山 羽根子 (タカヤマ ハネコ) (著) 1975年富山県生まれ。2016年「太陽の側の島」で林芙美子文学賞大賞を受賞。著書に『オブジェクタム』『居た場所』『暗闇にレンズ』など。 出版社:河出書房新社 ページ数:288 サイズ:文庫判 発売日:2022年8月8日 ISBN:978-4-309-46756-6
-
京都生まれの和風韓国人が40年間、徹底比較したから書けた!そっか、日本と韓国って、そういう国だったのか。 ムーギー・キム(著)
¥1,760
〈出版サイトより〉 【著作累計70万部!オンライン記事1億PV突破!ベストセラー著者が、人生で最も書きたかった “グローバル日韓教養書”がついに刊行!】 【「世界から見た日本」「韓国人の本音」「最新事情と国際的視点」が、この1冊で全部でわかる!】 【「日本人と韓国人、個人では仲が良いのに、国同士だとなぜ、いつまでも揉めるの?」素朴な疑問も完全解消!楽しみながら、国際感覚と教養がいっきに身につく!】 【韓国好きな人も、嫌いな人も、無関心な人も、知れば納得!文章も面白くて大爆笑!】 ・日韓および世界で学び働き暮らしてきた、京都生まれの在日コリアン3世の著者が、日韓2000年の交流から学べる「深すぎる教養と教訓」を、爆笑ユーモアを交えながら1冊に凝縮! ・両国文化で過ごした長年の直接体験に加え、古今東西、日韓双方の書籍・論文・資料を4か国語でレビューし、日韓双方の主要論点を1冊で網羅! ・複数の専門家による歴史考証も徹底的に行った、「確かで信頼できる」「フェアで公平な」内容! 日本人が韓国人に尊敬され、韓国人が日本人に信頼され、在日コリアンも超共感し、普通のビジネスパーソンは国際感覚と教養をいっきに得られる! ・韓国に無関心な人も超納得・大爆笑の1冊! 『最強の働き方』『一流の育て方』などのベストセラーや、「グローバルエリートは見た!」などのオンラインコラムで人気を博す著者が、40年間の想いを1冊に書き上げた「渾身の感動&爆笑グローバル日韓教養書」が、ついに誕生です! 目次 はじめに ■前編 日韓両国の文化的違いと、日韓関係の変化 第1章 日韓の人間関係の違いとは? 1 「食の違い」 食文化の違いでわかる、国民性の違い3大ポイントとは? 2 「言語の違い」 たいていの知人は、皆家族呼ばわり? 3 「礼儀・感情表現の違い」 涙の使い方でわかる、感情表現の違いとは? 4 「家族関係の違い」 身内の呼び方の違いでわかる、公私の優先度の違いとは? 5 「接客文化の違い」 接客文化でわかる、カスタマーエクスペリエンス(顧客体験)の違いとは? 第2章 なぜ韓国人は過去にしつこく、日本人は無責任なのか? 1 なぜ韓国人は、歴史的にしつこいのか? 2 なぜ日本人は、過去を水に流し無責任に見えるのか? 3 韓国人の対日観は、なぜ400年前に遡るのか? 4 日韓関係を古代まで遡るとバレる「真実」とは? 5 両国の国家的象徴比較 第3章 なぜ隣国とは永遠に揉めつづけるのが当たり前なのか? 1 日本と韓国の経済格差は、なぜ急速に縮小したのか? 2 韓国が「ゴールを動かす」ようになったのはなぜか? 3 「メディアの自由度」がアジア一高くなった韓国 4 世界中で排外主義が蔓延するなか、日韓関係はどうなるのか? 5 なぜ、どこの国も「ゴメン」と言えないのか? ■後編 日韓の溝を、間にいる在日コリアンの視点で埋めてみた 第4章 ここがヘンだよ韓国の怒り方東西南北分断国家・韓国の反省点とは? 1 「コリアン・アンガー」の問題点 2 韓国が、無関係な人を問題に巻き込む理由とは? 3 「トリプル・ジャパニーズ・アンガー」とは? 4 「本音の国・韓国」は、「建前の国・日本」を理解できない? 5 韓国は「南北分断国家」ではなく「東西南北分断国家」? 第5章 ここがヘンだよ日本の建前不思議な議論の3大パターンと4大レトリック 1 今時の和風韓国人の、日本に対する意外な本音とは? 2 なぜ韓国とほかのアジア諸国は違うのか? 3 ガラパゴス歴史認識は、どのようにして強化されてきたのか 4 どのようにすれば、自分の偏見と内集団バイアスに気づけるのか 5 日韓関係2000年の歴史を、10ポイントにまとめてみた 終章 日本と韓国をムラサキするには 著者プロフィール ムーギー・キム (ムーギー キム) (著) ムーギー・キム 京都大学経営管理大学院博士課程にて、日本と韓国を含めた企業の社会的責任(CSR)を研究中。投資家・コンサルタント・実業家。京都府生まれの在日コリアン3世。 慶大総合政策学部卒後、INSEAD(フランス・シンガポール)にてMBA取得。在学中は上海のCEIBSに交換留学。大学卒業後は、欧州系・米国系の金融機関およびコンサルティングファームに勤務し、日本および韓国のプロジェクトに多数参画。香港移住後は、日本および韓国を中心としたアジア一帯でのプライベートエクイティ投資業務に転身。その後シンガポール勤務、INSEAD留学、日本と韓国でのバイアウトファンド参画を経て、シンガポールおよび東京で起業。 ビジネス書作家・コラムニストとしても知られ、主著の『最強の働き方』(東洋経済新報社)、『一流の育て方』(ミセス・パンプキンとの共著、ダイヤモンド社)などは各国で翻訳され、著作の累計部数は国内外で70万部を超える。また、元駐英・駐日全権大使である羅鍾一教授の著書の邦訳などにも携わる。 出版社:東洋経済新報社 ページ数:450 サイズ:四六判 発売日:2022年7月1日 ISBN:978-4-492-21250-9
-
韓国は日本をどう見ているか メディア人類学者が読み解く日本社会 金 暻和(著)牧野 美加(訳)
¥1,210
〈出版サイトより〉 「近くて遠い国」──長らくそう称されてきた韓国と日本。 しかしインターネットの発達に伴い、 両国を行き交う情報量は著しく増加し、 文化交流は過去に類を見ないほど盛んだ。 似ているようで異なる韓国の社会や文化と比較することで 見えてくる日本の現在地とは? 東京に15年以上暮らしたメディア人類学者の視点から 躍動する日本社会の「いま」を鋭く切り取る。 【目次】 日本の読者へ プロローグ 現在進行形の日本社会、隣国の「いま」を読み解く目 第1章 日本社会は、どう変化しているのか? 第2章 11のキーワードで見る日本文化 第3章 韓国という鏡に映して見た日本文化 第4章 国境を行き来するメディアと韓日関係 エピローグ 「日本人」または「韓国人」という壁を超える 訳者あとがき 【著者】 金 暻和(キム・キョンファ) メディア人類学者。ソウル大学人類学科卒業後、韓国日報の記者を経て、大手ポータルサイトのネイバーやダウム、オーマイニュースジャパンなどで勤務したのち、研究者の道に進む。東京大学で学際情報学の博士学位を取得。東京大学や神田外語大学などで教鞭をとった。2021年、18年間の日本生活に終止符を打ち、帰国。韓国語の著書に『世相を変えたメディア』『すべてはインターネットから始まった』(ともに未邦訳)など。日本語の著書に『ケータイの文化人類学』(クオン)がある。www.yonnie41.com 【訳者】 牧野美加(マキノ・ミカ) 1968年、大阪生まれ。釜慶大学言語教育院で韓国語を学んだ後、新聞記事や広報誌の翻訳に携わる。第1回「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」最優秀賞受賞。チェ・ウニョン『ショウコの微笑』(共訳、クオン)、チャン・リュジン『仕事の喜びと哀しみ』(クオン)、ジェヨン『書籍修繕という仕事──刻まれた記憶、思い出、物語の守り手として生きる』(原書房)、ファン・ボルム『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』(集英社)など訳書多数。 出版社:平凡社 ページ数:304 サイズ:新書判 発売日:2024年9月17日 ISBN:978-4-582-86065-8
-
隣の国の人々と出会う 韓国語と日本語のあいだ 斎藤 真理子
¥1,540
〈出版サイトより〉 シリーズ「あいだで考える」 不確かな時代を共に生きていくために必要な 「自ら考える力」 「他者と対話する力」 「遠い世界を想像する力」 を養う多様な視点を提供する、 10代以上すべての人のための人文書のシリーズ。 * いま、韓国の文学、音楽、ドラマや映画に惹かれ、その社会や言語に関心を持つ人はますます増えている。本書では、著者が韓国語(朝鮮語)を学び始めた背景、この言語の魅力、痛みの連続である現代史と文学の役割、在日コリアンと言語のかかわりなどを、文学翻訳の豊かな経験から親しみやすく語る。文字、音、声、翻訳、沈黙など、多様な観点から言葉の表れを捉え、朝鮮半島と日本の人々のあいだを考える1冊。(装画:小林紗織) 目次 序に代えて――1杯の水正果を飲みながら 1章 (マル) 言葉 韓国語=朝鮮語との出会い 隣の国の人々の「マル」 マルに賭ける作家たち 2章 (クル) 文、文字 ハングルが生まれる 文字の中に思想がある マルとクルの奥にひそんでいるもの 3章 (ソリ) 声 豊かなソリを持つ言語 朝鮮語のソリの深さ 思いとソリ 4章 (シ) 詩 韓国は詩の国 植民地支配の下で書いた詩人 現代史の激痛と文学 惑星のあいだを詩が行き来する 5章 (サイ) あいだ 翻訳の仕事をしている場所 サイにはソリがあふれている おわりに 韓国語と日本語のあいだをもっと考えるための 作品案内 出版社:創元社 ページ数:160 サイズ:四六変型判 発売日:2024年8月27日 ISBN:978-4-422-93118-0
-
日本文学の翻訳者たち 金原 瑞人
¥2,640
〈出版サイトより〉 日本文学は、海外でどのように読まれているのだろう? 世界の翻訳者たちは、日本語で書かれた作品を、どのように別の言語に翻訳しているのだろう? 大江健三郎、村上春樹、多和田葉子、村田沙耶香作品など、数々の日本文学を英語・フランス語・韓国語・台湾華語(中国語正体字/繁体字)・タイ語・オランダ語・ドイツ語に翻訳してきた7名の翻訳者たち。 日本語や日本文学との出会いは? 文芸翻訳家を志したきっかけは? 日本語の敬語や敬称は翻訳しづらい? 漢字、平仮名、片仮名のニュアンスの違いをどうやって表現する? 「いらっしゃいませ」など、日本独特の表現をどう訳す? あの名作を一体どのように翻訳した? 文芸翻訳の裏側にある苦悩と情熱を、翻訳者の金原瑞人がインタビュー! 【目次】 はじめに 竹森ジニー(英語) ……『コンビニ人間』の世界的ヒットに驚き パトリック・オノレ(フランス語) ……『ドグラ・マグラ』に導かれて クォン・ナミ(韓国語) ……星新一から朝井リョウまで、翻訳に明け暮れた35年 黄 碧君(台湾華語/中国語正体字・繁体字) ……日本の作品を台湾へ、台湾の作品を日本へ ムティター・パーニッチ(タイ語) ……多和田葉子作品に出会って翻訳の「マニア」に リュック・ヴァンホーテ(オランダ語) ……大江健三郎作品に衝撃を受けた留学時代 カティア・カッシング(ドイツ語) ……自ら立ち上げた出版社で、車谷長吉作品を翻訳出版 あとがき 金原瑞人 *本書は、国際交流基金が2022年に行ったオンライン配信事業「日本文学翻訳家インタビュー・シリーズ Translator Spotlight」(https://www.jpf.go.jp/j/project/culture/publication/exchange_publish/translator_spotlight/index.html)を元に、加筆修正を行ったものです。なお、クォン・ナミ氏は書籍版にて新たにメールインタビューを行いました。 出版社:平凡社 ページ数:228 サイズ:四六判 発売日:2026年4月22日 ISBN:978-4-582-83999-9
-
三十路の逆立ち くどう れいん
¥1,760
〈出版サイトより〉 書きたくてたまらない日々。 忘れたくないあの瞬間、飛び込んできたこの気持ち。 くどうれいんの真骨頂! 「人生の機微」をいっぱいに詰め込んだ傑作エッセイ集。 骨董屋で出会った金言/北上川って龍みたい/買い過ぎたコーヒー豆/ 感動のドラム式洗濯機/実家に飾られる「絵に描いた餅」/ はじめての乳がん検診/戒めの「うなぎ地蔵」/そして迎えた厄年ーー。 「生活」に訪れる光景、瞬間、出会いの数々。明日もまた読みたくなる23編。 著者プロフィール くどう れいん (クドウ レイン) (著) 1994年生まれ。岩手県盛岡市出身・在住。2025年、エッセイ集『湯気を食べる』が第12回料理レシピ本大賞 in Japanの料理部門で入賞。著書として、エッセイ集に『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』『虎のたましい人魚の涙』『桃を煮るひと』『コーヒーにミルクを入れるような愛』『もうしばらくは早歩き』、歌集に『水中で口笛』、小説に『氷柱の声』『スノードームの捨てかた』、日記本に『日記の練習』、創作童話に『プンスカジャム』、絵本に『あんまりすてきだったから』『まきさんのソフトクリーム』『スウスウとチャッポン』『ぜんぶやりたい まにちゃん』などがある。 出版社:講談社 ページ数:208 サイズ:四六判 発売日:2026年4月23日 ISBN:978-4-06-543176-4
-
湯気を食べる くどう れいん
¥1,760
〈出版サイトより〉 第12回料理レシピ本大賞【料理部門】入賞! 幅広い分野で活躍する注目の作家・くどうれいんによる「食べること」にまつわるエッセイ集。「オレンジページ」の人気連載と河北新報での東北エッセイ連載に書き下ろしを多数加えた、心にひびく48編。 著者プロフィール くどう れいん (クドウ レイン) (著) 1994年生まれ。岩手県盛岡市出身・在住。2025年、エッセイ集『湯気を食べる』が第12回料理レシピ本大賞 in Japanの料理部門で入賞。著書として、エッセイ集に『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』『虎のたましい人魚の涙』『桃を煮るひと』『コーヒーにミルクを入れるような愛』『もうしばらくは早歩き』、歌集に『水中で口笛』、小説に『氷柱の声』『スノードームの捨てかた』、日記本に『日記の練習』、創作童話に『プンスカジャム』、絵本に『あんまりすてきだったから』『まきさんのソフトクリーム』『スウスウとチャッポン』『ぜんぶやりたい まにちゃん』などがある。 出版社:オレンジページ ページ数:212 サイズ:四六判 発売日:2025年3月4日 ISBN:978-4-86593-703-9
-
嫌な気持ちにメンタルをやられない 不機嫌を飼いならそう 藤野智哉
¥1,760
〈出版サイトより〉 人気精神科医・藤野智哉先生が提案する、自分や他人の「負の感情」とうまく向き合うメソッド40を紹介。例)やたらと怒る人はあなたをコントロールしようとしているかも/自分の「べき思考」は誰にでもあてはまるとは限らない/パートナーへのいらいらは月1回の話し合い日設定を/意図的に泣くのは悪いことじゃない/たのまれてもいないのにアドバイスするのは過介入になりかねない/いつも機嫌よくみせなくてもいい など。負の感情はないほうがいい? あって当然? 小出しにしたほうがいい? 家族や知人の不機嫌さに影響されすぎないためには? など、疑問はつきません。負の感情の上手な出し方、かわし方も紹介。1章「怒りくん」はあなたを守る武器 2章「悲しみちゃん」に気づいてあげて 3章 心に「不機嫌さん」はいてもいい 4章 つらい経験とは無理に向き合わなくていい 5章 専門家に頼って光の差すほうへ 巻末にほっこりぬりえも掲載 出版社:主婦の友社 ページ数:208 サイズ:四六判 発売日:2025年6月30日 ISBN:978-4-07-461416-5
-
たぶん、ターニングポイント 弘中綾香
¥1,540
〈出版サイトより〉 人気アナウンサーが「で、結局産んでよかったの?」等妊娠出産にまつわるリアルを本音で綴るエッセイ。思いがけない妊娠からつわりや産後の壮絶な日々がはじまった。その日々で出会った「新しい自分」とは? プライベートフォトもカラーで多数収載! 出版社:朝日新聞出版 ページ数:208 サイズ:四六判 発売日:2026年1月20日 ISBN:978-4-02-252117-0
-
ウォーク・イン・クローゼット 綿矢 りさ
¥726
〈出版サイトより〉 “対男用”のモテ服好みなOL早希と、豪華な衣裳部屋をもつ人気タレントのだりあは、幼稚園以来の幼なじみ。危うい秘密を抱えてマスコミに狙われるだりあを、早希は守れるのか? わちゃわちゃ掻き回されっ放しの、ままならなくも愛しい日々を描く恋と人生の物語。表題作他「いなか、の、すとーかー」収録。 優柔男、身体目当ての男、不倫男――。 ヤツらの養分になんかならない。 私たちは戦う、きれいな服で武装して。 “対男用”のモテ服好みなOL早希と、 豪華な衣裳部屋をもつ人気タレントのだりあは、 幼稚園以来の幼なじみ。 危うい秘密を抱えてマスコミに狙われるだりあを、 早希は守れるのか? わちゃわちゃ掻き回されっ放しの、 ままならなくも愛しい日々を描く恋と人生の物語。 表題作他「いなか、の、すとーかー」収録。 綿矢りさパワー全開! わちゃわちゃな私たちの恋と人生に幸あれ。 服は口ほどにモノをいう。 おしゃべりというか、人間のいちばん無防備な部分は、 実は服なのかもしれません。 (解説より) コピーライター・尾形真理子 目次 いなか、の、すとーかー ウォーク・イン・クローゼット 女の歴史は、日記よりもクローゼットに刻まれている 尾形真理子 出版社:講談社 ページ数:288 サイズ:文庫判 発売日:2017年10月13日 ISBN:978-4-06-293771-9
-
水車小屋のネネ 挿絵集 津村記久子(著) 北澤平祐(絵)
¥2,420
〈出版サイトより〉 『水車小屋のネネ』の世界が、カラフルなビジュアルで蘇る!新聞連載時の挿絵全点(300枚)に描き下ろしカラーイラスト70点、津村記久子の書き下ろし小説を収録した豪華でかわいい一冊。 出版社:毎日新聞出版 ページ数:272 サイズ:四六判 発売日:2025年10月22日 ISBN:978-4-620-32848-5
-
ウエストウイング 津村記久子
¥990
SOLD OUT
〈出版サイトより〉 【文学/日本文学小説】設計事務所のOLネゴロ、絵が得意な小5のヒロシ、土壌解析会社の若手サラリーマンのフカボリ──3人の人生が雑居ビルの物置場で交差する。人が誰かとつながり、影響を与えあっていくことのかけがえなさを、圧倒的なディテールで明るく描いた傑作長編小説。 出版社:朝日新聞出版 ページ数:419 サイズ:文庫判 発売日:2017年8月7日 ISBN:978-4-02-264853-2
-
贅沢な関係 川上佐都
¥1,760
〈出版サイトより〉 いつからだろう? 会えなくてもさみしいと思わなくなったのは。 あんなに一緒の時間を過ごしたのに、社会人になって、次第に自分の中心からこぼれて落ちていく存在ーー「友だち」。 注目の新鋭・川上佐都の瑞々しい筆致が冴えわたる! あの頃と同じではいられないもどかしさ、大人になった苦味が心に染みる、「青春のその後」の物語。 ☆☆☆変わりゆく関係と、身に覚えのある感情を掬いあげる全5編!☆☆☆ 「友だちなんてありがたい存在、がんばってつづけないと簡単に終わるんだけど?」 高校時代からの親友シバサキとドライブするニッタ。シバサキは何か言いたいことがあるようで? (「音めぐり」) 「うそつけ。きっと約束までの時間が長すぎて、会うモチベーションがなくなっただけだろ」 友人の結婚式の帰り道、りさは中学の同級生・毛利と数年ぶりに邂逅する。 (「あかし」) 「ならなにしたら友達なんですか……?」 友人が減ることに慣れた柊には、偶然出会った小学生・みつほの悩みがまぶしくてーー。 (「ルガっち」) 「あれ? あいつ……LINEグループ、抜けてんだけど」 弟たちの友達グループが崩壊する瞬間を目の前で見てしまった姉・藍は途方に暮れかかるが……。 (「崩せない光景」) 「えーこのコート、カーテンみたいなの? もう消えたいんだが……」 数年ぶりの高校の同窓会に出席した町田。みんなが懐かしく呼ぶ「マッチン」と「今の自分」は少し違うみたいだ。 (「色めき同窓会」) 著者紹介 著: 川上 佐都(カワカミ サト) 1993年生まれ。神奈川県鎌倉市出身。『街に躍ねる』で第11回ポプラ社小説新人賞特別賞を受賞しデビュー。その他の著書に、『今日のかたすみ』『ほころぶしるし』がある。 出版社:講談社 ページ数:176 サイズ:四六変型 発売日:2026年03月19日 ISBN:9784065427903
-
批判的日常美学について 来るべき「ふつうの暮らし」を求めて 難波優輝
¥1,980
〈出版サイトより〉 強烈にシニカルな議論の中から、 迷える人たちへのまっすぐな 応援歌が立ち上がってくる。 ──鷲田清一 現代は「ちゃんとする時代」。「ちゃんと働く」「ちゃんとした格好をする」……私たちはいつのまにか、ちゃんとすることを当然視し、それができない自分を責めながら生きている。だが、本当にちゃんとしなければならないのだろうか。 社会が要請する「ちゃんとしなければならない」に対して、自分の理由で反抗し、受け流し、交渉するための「道具」を追求すること。それが「批判的日常美学」の試み。 生活にまつわる様々なアイテム──料理、労働、ファッション、清潔感、コミュニケーション、性愛──などを題材に、「丁寧な暮らし」の呪縛から逃れ、いまだ到来しない「ふつうの暮らし」を模索する哲学的考察。他人と世界と自分をより自由に愛せるようになるためのメソッド。 この本では、「ちゃんとする」という言葉に代表されるような、倫理的なものと美的なものの癒着を見つけ出し、それを断ち切っていく。(…)日常にある美的とされているものに実は倫理的なものが潜んでいることを暴き出す。そして、倫理と美のつながりを健全なしかたで再構成する。この手法を「批判的日常美学」と私は呼ぶ。(…)社会が要請する「ちゃんとしなければならない」に対して、あなたがあなたの理由で反抗し、受け流し、交渉するための「道具」を追求する試み。それが本書で私がやりたいことだ。(「はじめに」より) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【目次】 はじめに 序 章 来たるべき「ふつうの暮らし」を求めて 第1章 自炊と恥──料理道徳から距離をとる 第2章 労働廃絶宣言──労働を解体するための感性論 第3章 反ファッション論──みせかけ美徳消費の悪徳 第4章 「性格が悪い人」を差別してもいいのか──「清潔感」からはじめる性格差別の哲学 第5章 分かり合わないことの美学──不同意コミュニケーション論 第6章 愛し方のあいいれなさ──手元規範と共同規範づくり 第7章 被害者サディズムの吹き荒れる時代に、スピリチュアリティにできること? 第8章 新しい快楽主義者たち──猫と廃墟とアナキズム 第9章 陰部の日常──マスターベーションとセックスの美と倫理について 第10章 抑圧に感謝する──奴隷根性と弱さの美学 第11章 夕焼けと電流──生誕した私たちの美的義務について あとがき ◇難波優輝(なんば・ゆうき) 1994年生まれ。美学者、会社員。神戸大学大学院人文学研究科博士前期課程修了。専門は分析美学とポピュラーカルチャーの哲学。著書に『物語化批判の哲学──〈わたしの人生〉を遊びなおすために』(講談社、2025年)、『なぜ人は締め切りを守れないのか』(堀之内出版、2025年)、『性的であるとはどのようなことか』(光文社新書、2025年)、『SFプロトタイピング』(共編著、早川書房、2021年)がある。 出版社:晶文社 ページ数:256 サイズ:四六判 発売日:2026年2月13日 ISBN:978-4-7949-8044-1
-
素面のダブリン市民――ゆるふわアイルランド紀行 北村紗衣
¥1,980
〈出版サイトより〉 ダブリンは世界で一番すてきな街です! 大学のサバティカル(在外研究)で1年間ダブリンに住むことになった英文学者のアイルランド滞在記。 文学、ことば、劇場から、最悪の住宅事情に、紅茶論争、ポテトチップス文化まで。 1年間住んで、心の故郷と思えるくらいダブリンが好きになりました。家賃がバカ高い以外は最高の街です。ロンドンに比べて住民はフレンドリーですが、そんなに干渉されることはありません。素晴らしい劇場や映画館があり、値段さえ我慢すれば美味しいお茶やコーヒーが飲めます。全体的に文化とか芸術を尊重する雰囲気があり、ロンドンや東京に比べて金儲け主義的なところが少なくて大学ものんびりしています。(略)アイリッシュ海に浮かぶ複雑な歴史と豊かな文化を持つエメラルドの島に、ぜひ興味を持ってほしいと思っています。 (エピローグより) 目次 もくじ プロローグ エメラルドの島へようこそ アイルランド全土マップ/ダブリン中心部マップ アイルランドあれこれ ダブリンの住宅事情 ブルームの日 ダブリンの銅像 ダブリンお茶事情 アイルランドのことば 実在するアイルランド語ヒップホップトリオを題材にした新作映画『KNEECAP/ニーキャップ』 クリスプスことポテトチップス 少数言語がテーマのウィキメディア会議「ケルティック・ノット」 ウェクスフォード・フェスティバル・オペラ ダブリンの劇場 クリスマス~パントマイムとホリデイ気分 リトル・クリスマスと小正月~アイルランドと日本の女性の新年 ダブリンの「付属カフェ」 ショーン・オケイシー『銀杯』に出てくる「フットボール」とは? ドラキュラの正体は? アイルランドを離れて イギリスでの調査 ボウイはベルファストじゃなく、ベルリンに行った 『ゲーム・オブ・スローンズ』の故郷、北アイルランド デリー・ガールズを訪ねて ラスベガスでのバーレスク・ホール・オブ・フェイム・ウィークエンド 地球最後のオンラインユートピアの祭典、ウィキマニア シスター、大丈夫ですか?~イギリスでヘイトクライムにあって エピローグ 聖パトリックの日、さよならダブリン サバティカル中の業績 参考資料一覧 画像出典一覧 初出一覧 著者プロフィール 北村紗衣 (キタムラ サエ) (著) 武蔵大学人文学部英語英米文化学科教授。1983年士別市生まれ。旭川東高校卒業後、東京大学教養学部表象文化論にて学士号及び修士号を取得し、2013年にキングス・カレッジ・ロンドンにて博士号を取得。専門はシェイクスピア、舞台芸術史、フェミニスト批評。著書に『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち』(白水社、2018)、『批評の教室――チョウのように読み、ハチのように書く』(筑摩書房、2021)、『[増補]お砂糖とスパイスと爆発的な何か』(筑摩書房、2025)、『女の子が死にたくなる前に見ておくべきサバイバルのためのガールズ洋画100選』(書肆侃侃房、2024)、『学校では教えてくれないシェイクスピア』(朝日出版社、2025)など。日本語版ウィキペディアで活動するウィキメディアンでもある。 出版社:書肆侃侃房 ページ数:192 サイズ:四六 発売日:2026年3月17日 ISBN:978-4-86385-720-9
-
ヨルダンの本屋に住んでみた フウ
¥1,980
〈出版サイトより〉 「ここで働かせてください!」 アラビア語はおろか、中東・ヨルダンの場所すら知らないのに、行ってみた日本人がいるらしい。私である。 「うわ、何この本屋・・・」。ネットで一目惚れした中東の本屋に長文メールを送ると、その返事は「OK」の2文字。意を決してヨルダンに飛んだジャパニーズガールが、ヘンテコ店長&多国籍書店員と繰り広げるエキゾチックで痛快な日々。 note創作大賞エッセイ部門入選。カオスで愉快なヨルダン破天荒滞在記。 目次 はじめに:ヨルダンってどこ?/1:本屋との出会い/2:店長との面接/3:渡航費を稼いで出国/4:ヨルダンに到着/5:ラウラとの出会い/6:本の仕分け業務/7:大工と素人/8:キッチンと丸バツ/9:クッキー作りと人生/10:接客と後悔/11:バイトリーダーのアリス/12:英国紳士 デイビッド/13:チェコからの来客/14:常連の学生カップル/15:日本人vsアラビア語/16:ハビービー/17:ヨルダンで耳にした日本語/18:アラビア語の発音/19:何気ない日常/20:閉店後の過ごし方/21:まかない/22:看板作り/23:バスで怪我/24:絶体絶命ドライブ/25:死海/26:温泉作り/27:壷の弁償/28:旅行計画/29:遺跡/30:ヒッチハイクの創意工夫/31:ヒッチハイクの三人目/32:砂漠に到着・星空/33:砂漠でドライブ 著者紹介 フウ 日本語専攻卒。大学生活の合間に20カ国を旅し、各国で出会った人々との冒険を重ねる。偶然ネットで見つけた本屋に心を奪われ、未知の国ヨルダンに飛び立つ。アラブの波に揉まれて顔がさらに濃くなる。ヨルダン滞在記を何気なくnoteに綴ると、独特な文体とアラブの暮らしぶりが反響を呼び、創作大賞エッセイ部門に入選。現在は日本を拠点に文筆業を営む。夢は、この本が世界中の本屋に並ぶこと。 出版社:産業編集センター ページ数:300 サイズ:四六判 発売日:2025年6月13日 ISBN:978-4-86311-448-7
