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ギンガムチェックと塩漬けライム 翻訳家が読み解く海外文学の名作 鴻巣 友季子
¥1,980
小説の読み解き方がわかる。知ってるつもりだったあの名作の、新たな顔が見えてくる! 『嵐が丘』は、相続制度と法律知識を駆使した「不動産小説」だった? アトウッドの『侍女の物語』は現代アメリカがモデル? 不朽の青春小説『ライ麦畑でつかまえて』は、太宰の『人間失格』に似ている? これからのポストヒューマン時代に必読の作家、カズオ・イシグロー 当代一の翻訳家・文芸評論家である著者が、 誰もが知る名著を全く新しい切り口で解説し、 小説のあじわい方を指南する大人向けブックガイド。 あの名作の知られざる“顔”が見えてくる! 誰もが一度はふれたことのある古典的名著から、今こそ読むべき現代作家の“問題作”まで。 著者の翻訳家としての歩みのなかで、思い出深い作品、折にふれて読み返す、大切な名著たちをここに紹介。 翻訳者ならではの原文(英語)の読み解きや、作品理解の深まる英語トリビアがちりばめられていますので、翻訳家志望の方や、英語学習者も楽しめます。 ※本書はNHKラジオテキスト「ラジオ英会話」の人気連載「名著への招待」(2021 年度~2024 年度)を加筆修正してまとめたものです。 著者プロフィール 鴻巣 友季子 (コウノス ユキコ) (著) 1963年東京都生まれ。翻訳家、文芸評論家。主な訳書に『風と共に去りぬ』『嵐が丘』『灯台へ』(新潮文庫)、『恥辱』(早川書房)ほか。主な著書に『文学は予言する』(新潮選書)、『翻訳教室 はじめの一歩』(ちくま文庫)ほか。 出版社:NHK出版 ページ数:260 サイズ:四六判 発売日:2025年4月18日 ISBN:978-4-14-081987-6
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文化の脱走兵 奈倉 有里
¥1,760
第76回読売文学賞(随筆・紀行賞)受賞! 第2回生きる本大賞受賞! 本を片手に、戦う勇気ではなく逃げる勇気を。 いま、本読みたちにもっとも注目されているエッセイ集。 ******************** 軽やかで、優しくて、豊かで、 そしてなんと性根のすわった作家なのだろう。 ――川上弘美 遠いところからとても大切な声が聴こえる。 奈倉さんの静かでタフな言葉が、 新しい国境を切り拓いている。 ――三宅香帆 ******************** 「国でいちばんの脱走兵」になった100年前のロシアの詩人、ゲーム内チャットで心通わせる戦火のなかの人々、悪い人間たちを化かす狸のような祖父母たち──あたたかい記憶と非暴力への希求を、文学がつないでゆく。 「もし本が好きになったら──私たちがその人たちを見つけて、めいっぱい大切にしよう。世界中のたくさんの本を翻訳して、朗読して、笑ったり泣いたりしよう。」(「クルミ世界の住人」より) 紫式部文学賞を受賞したロングセラー『夕暮れに夜明けの歌を』の著者が、言葉を愛する仲間たちに贈る、待望のエッセイ集。 【もくじ】 クルミ世界の住人/秋をかぞえる/渡り鳥のうた/動員/ほんとうはあのとき……/猫にゆだねる/悲しみのゆくえ/土のなか/道を訊かれる/つながっていく/雨をながめて/君の顔だけ思いだせない/こうして夏が過ぎた/巣穴の会話/かわいいおばあちゃん/年の暮れ、冬のあけぼの/猫背の翼/あの町への切符/柏崎の狸になる/あとがき 文化は脱走する 【装幀】 名久井直子 【装画】 さかたきよこ 著者プロフィール 奈倉 有里 (ナグラ ユリ) (著) 1982年、東京都生まれ。ロシア文学研究者、翻訳者。2008年、ロシア国立ゴーリキー文学大学を日本人として初めて卒業する。東京大学大学院修士課程を経て博士課程満期退学。博士(文学)。2022年、『夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く』(イースト・プレス)で第32回紫式部文学賞、『アレクサンドル・ブローク 詩学と生涯』(未知谷)などで第44回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)受賞。2025年、『文化の脱走兵』で第76回読売文学賞(随筆・紀行賞)、第2回生きる本大賞受賞。同年、第18回「わたくし、つまりNobody賞」受賞。主な訳書に、ミハイル・シーシキン『手紙』(新潮クレスト・ブックス)、サーシャ・フィリペンコ『理不尽ゲーム』『赤い十字』(集英社)、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『亜鉛の少年たち アフガン帰還兵の証言 増補版』(岩波書店)ほか多数。近著に『ロシア文学の教室』(文春新書)。 出版社:講談社 ページ数:224 サイズ:四六判 発売日:2024年7月11日 ISBN:978-4-06-535966-2
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優しい地獄 イリナ・グリゴレ
¥1,980
〈出版サイトより〉 『雪国』を読んだ時「これだ」と思った。 私がしゃべりたい言葉はこれだ。 何か、何千年も探していたものを見つけた気がする。 自分の身体に合う言葉を。 -------------------------------------- 社会主義政権下のルーマニアに生まれたイリナ。 祖父母との村での暮らしは民話の世界そのもので、町では父母が労働者として暮らす。 川端康成『雪国』や中村勘三郎の歌舞伎などに魅せられ、留学生として来日。 いまは人類学者として、弘前に暮らす。 日々の暮らし、子どもの頃の出来事、映画の断片、詩、アート、人類学……。 時間や場所、記憶や夢を行ったり来たりしながらつづる自伝的なエッセイ。 《本書は、社会にうまく適応できない孤独な少女の記録であり、社会主義から資本主義へ移っていくルーマニアの家族三代にわたる現代史でもある》 目次 ■生き物としての本 上 ■生き物としての本 下 ■人間の尊厳 ■私の遺伝子の小さな物語 上 ■私の遺伝子の小さな物語 下 ■蛇苺 ■家 ■マザーツリー ■無関心ではない身体 ■自転車に乗っていた女の子 ■天道虫の赤ちゃんは天道を見ることができなかった 上 ■天道虫の赤ちゃんは天道を見ることができなかった 下 ■なんで日本に来たの? ■シーグラス ■ちあう、ちあう ■透明袋に入っていた金魚 ■社会主義に奪われた暮らし ■トマトの汁が残した跡 ■冬至 ■リボンちゃんはじめて死んだ ■毎日の魚 ■山菜の苦味 ■優しい地獄 上 ■優しい地獄 下 ■パジャマでしかピカソは描けない ■紫式部 ■あとがき 前書きなど 五歳の娘は寝る前にダンテ『神曲』の地獄の話を聞いてこう言った。 「でも、今は優しい地獄もある、好きなものを買えるし好きなものも食べられる」。 彼女が資本主義の皮肉を五歳という年齢で口にしたことにびっくりした。 著者プロフィール イリナ・グリゴレ (イリナ グリゴレ) (著) 1984年ルーマニア生まれ。2006年に日本に留学し2007年に獅子舞の調査をはじめる。一時帰国後2009年に国費留学生として来日。弘前大学大学院修士課程修了後、東京大学大学院博士課程に入学。主な研究テーマ北東北の獅子舞、日本で生活して女性の身体とジェンダーに関する映像人類学的研究。現在はオートエスノグラフィー、日本における移民の研究を始めている。 出版社:亜紀書房 ページ数:256 サイズ:四六判 発売日:2022年7月21日 ISBN:978-4-7505-1751-3
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日本文学の翻訳者たち 金原 瑞人
¥2,640
〈出版サイトより〉 日本文学は、海外でどのように読まれているのだろう? 世界の翻訳者たちは、日本語で書かれた作品を、どのように別の言語に翻訳しているのだろう? 大江健三郎、村上春樹、多和田葉子、村田沙耶香作品など、数々の日本文学を英語・フランス語・韓国語・台湾華語(中国語正体字/繁体字)・タイ語・オランダ語・ドイツ語に翻訳してきた7名の翻訳者たち。 日本語や日本文学との出会いは? 文芸翻訳家を志したきっかけは? 日本語の敬語や敬称は翻訳しづらい? 漢字、平仮名、片仮名のニュアンスの違いをどうやって表現する? 「いらっしゃいませ」など、日本独特の表現をどう訳す? あの名作を一体どのように翻訳した? 文芸翻訳の裏側にある苦悩と情熱を、翻訳者の金原瑞人がインタビュー! 【目次】 はじめに 竹森ジニー(英語) ……『コンビニ人間』の世界的ヒットに驚き パトリック・オノレ(フランス語) ……『ドグラ・マグラ』に導かれて クォン・ナミ(韓国語) ……星新一から朝井リョウまで、翻訳に明け暮れた35年 黄 碧君(台湾華語/中国語正体字・繁体字) ……日本の作品を台湾へ、台湾の作品を日本へ ムティター・パーニッチ(タイ語) ……多和田葉子作品に出会って翻訳の「マニア」に リュック・ヴァンホーテ(オランダ語) ……大江健三郎作品に衝撃を受けた留学時代 カティア・カッシング(ドイツ語) ……自ら立ち上げた出版社で、車谷長吉作品を翻訳出版 あとがき 金原瑞人 *本書は、国際交流基金が2022年に行ったオンライン配信事業「日本文学翻訳家インタビュー・シリーズ Translator Spotlight」(https://www.jpf.go.jp/j/project/culture/publication/exchange_publish/translator_spotlight/index.html)を元に、加筆修正を行ったものです。なお、クォン・ナミ氏は書籍版にて新たにメールインタビューを行いました。 出版社:平凡社 ページ数:228 サイズ:四六判 発売日:2026年4月22日 ISBN:978-4-582-83999-9
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サヨナラは言わない アントニオ・カルモナ(著) 加藤 かおり(訳)
¥1,760
〈出版サイトより〉 母をなくした少女の喪失と再生を描く物語 12歳のエリーズのパパはフランス人、ママは日本人。4年前にママが死んでからパパは心を閉ざしたまま。家で日本語を喋るのは禁止。日本のアニメをみるのも禁止。パパはたくさんのルールを作った。エリーズは、親友のステラとかくれて〈NARUTO-ナルト-〉を一緒に見ながら、パパの顔色をうかがう日々をすごしていた。そんなある日、日本からソノカおばあちゃんがやってきた! 日仏カップルのもとに生まれ、母親を亡くした子どもの心の喪失と家族の再生を描く、心あたたまる物語。2023年、フランス大手出版社ガリマール・ジュネス、テレラマ、RTL主催の児童文学新人賞受賞。 【編集担当からのおすすめ情報】 日本人のママが亡くなったあと、パズルにのめり込む12歳の女の子、エリーズ。 日本人の妻を亡くしたあと、娘のエリーズに日本語や日本のアニメを禁止して、泣きたいときはタマネギを切って涙をごまかすようになったパパ。 〈NARUTO-ナルト-〉のサスケに恋をして、エリーズと一緒にこっそり〈NARUTO-ナルト-〉をみる、親友のステラ。 恋人と分かれたばかりで傷心気味の美術の先生、ドドノン先生。 そして、娘が亡くなったあと、何も連絡をよこさない娘婿にしびれを切らして日本から単身フランスにやってきたソノカおばあちゃん。 この物語には、たくさんの愛すべきキャラクターが登場します。 書いたのは、今回がはじめての小説となるフランス人劇作家。2022年に京都に5カ月ほど滞在した経験をもとに本書を書き上げました。マルセイユで演劇を学び、パリでピエロになる修行を積んだ著者は、年間を通してフランス国内外の学校で子どもたちの前で一人劇を披露しています。日頃より子どもたちと多く接している著者が書いた本作は、フランス大手出版社ガリマール・ジュネス、テレラマ、RTLが共同主催する児童文学新人賞に、1458作品の中から選ばれました。 両親の文化的ルーツが異なる家庭に生まれ、片方の親が亡くなったことでその親の出身地との文化的なつながりを絶たれてしまった子どもの視点から、死と向き合い、親や友だち、学校の先生とのつながりを通して自分を見つめ直して再生していく、ときどき笑えてときどき泣ける、心あたたまる小説です。 目次 1 ジグソーパズルの箱と庭に掘られたふたつの穴 2 いろいろな決まりごとは、八歳のときに始まった…… 3 調律師とピアニストの伝説の出会い 4 わたしの頭のなかのジグソーパズル 5 タマネギのタルト 6 とってもとってもイケてる特徴 7 ステラとサスケ 8 ホットココアとたえきれないやさしさ 9 足りないピース 10 電話の向こう側 11 ピアノがある部屋 12 ステラのノリで 13 ソノカおばあちゃん 14 家を清める方法 15 小鉢にもりつけられたミカン 16 おばあちゃんVS大蛇丸 17 過去のものを使って…… 18 ステラがあの質問を…… 19 〈ドラゴンボール〉のほうがお気に入り 20 最高の一週間 21 ギョーザと競技会 22 “さようなら”とは言わない 23 完璧以上の現在 24 なんにも変わらないけれど、どんどん悪化 25 すご腕のコーチ 26 真っ向勝負 27 石壁に置かれたじょうろ 28 ジュニアの部 29 海の上を飛びながら…… 30 マニアックなわたしたち 31 うわさをすれば、なんとやら…… 32 竹林の先にあるお墓 謝辞 訳者あとがき 出版社:小学館 ページ数:256 サイズ:四六判 発売日:2025年2月13日 ISBN:978-4-09-290681-5
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かわいい子ランキング ブリジット・ヤング(著)/三辺 律子(訳)
¥1,760
〈出版サイトより〉 中学校の生徒たちにいっせいにメールで送られてきた、学年のかわいい女の子ランキング。みんなのあこがれだったソフィーが2位で、1位は地味なイヴだった。イヴは注目をあびることに苦痛を感じ、ソフィーは1位じゃなかったことに屈辱を感じ、そして他の女の子たちも、それぞれに傷ついていた。イヴ、ソフィー、それにイヴの親友のネッサの3人は、ランキングを書いた「犯人」を見つけようとするが……。 著者プロフィール ブリジット・ヤング (ブリジット ヤング) (著) ブリジット・ヤング Brigit Young 米国の作家。ミシガン州で生まれ育ち、ニューヨーク市立大学シティカレッジで学ぶ。子どもたちにクリエイティブ・ライティングを教える仕事をしている。はじめて物語を書いたのは6歳のときで、人間の友だちがほしいモンスターのお話だった。日本で刊行されるのは本書がはじめて。 三辺 律子 (サンベ リツコ) (訳) 三辺律子 さんべりつこ 英米文学翻訳家、大学講師。白百合女子大学大学院修了。訳書に『サムデイ』(小峰書店)、『ダリウスは今日も生きづらい』(集英社)、『月のケーキ』(東京創元社)、『THIS ONE SUMMER』(岩波書店)ほか多数。海外文学ブックガイド「BOOKMARK」の編集人も務める。 出版社:ほるぷ出版 ページ数:386 サイズ:四六判 発売日:2022年8月25日 ISBN:978-4-593-10189-4
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ホタルの森と魔女の秘密 アイシャ・ブシュビー(著)/中林晴美(訳)/北澤平祐(絵)
¥1,760
〈出版サイトより〉 中東のクウェートから大おばさんのいるイギリスへ、両親より先に引っ越してきたヘイゼル。 初めて会う大おばさん、初めて暮らす国、そして初めてのサマースクール。初めてだらけの環境で、ヘイゼルはだんだん不安になっていきます。 そこに、現れた三匹のホタルが、ヘイゼルを森へと誘うのです。リンゴがたわわに実り、オオカミや魔女がいる森へと。 著者プロフィール アイシャ・ブシュビー (アイシャブシュビー) (著) 作家。バーレーンに生まれ、クウェート、イギリス、カナダで暮らし、現在はイギリス在住。子どもの頃に強迫性障害を発症。本書は当事者の視点で描かれており、2022年に第1回Adrien Prizeを受賞。この賞は障害を持つ子どもを主人公にした児童文学作品をたたえるため、イギリスで2022年に創設、子どもたちと学校図書館司書が審査員を務めている。邦訳作品に『星をつかんでポケットへ』(ほるぷ出版)がある。 中林晴美 (ナカバヤシハルミ) (訳) 翻訳家。東京外語大学外国語学部(英語専攻)を卒業後、英国リーズ大学大学院応用翻訳学修士過程終了。主な翻訳書に『キミがくれた希望のかけら』(フレーベル館)など。 出版社:フレーベル館 ページ数:308 サイズ:四六判 発売日:2025年3月14日 ISBN:978-4-577-05300-3
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素面のダブリン市民――ゆるふわアイルランド紀行 北村紗衣
¥1,980
〈出版サイトより〉 ダブリンは世界で一番すてきな街です! 大学のサバティカル(在外研究)で1年間ダブリンに住むことになった英文学者のアイルランド滞在記。 文学、ことば、劇場から、最悪の住宅事情に、紅茶論争、ポテトチップス文化まで。 1年間住んで、心の故郷と思えるくらいダブリンが好きになりました。家賃がバカ高い以外は最高の街です。ロンドンに比べて住民はフレンドリーですが、そんなに干渉されることはありません。素晴らしい劇場や映画館があり、値段さえ我慢すれば美味しいお茶やコーヒーが飲めます。全体的に文化とか芸術を尊重する雰囲気があり、ロンドンや東京に比べて金儲け主義的なところが少なくて大学ものんびりしています。(略)アイリッシュ海に浮かぶ複雑な歴史と豊かな文化を持つエメラルドの島に、ぜひ興味を持ってほしいと思っています。 (エピローグより) 目次 もくじ プロローグ エメラルドの島へようこそ アイルランド全土マップ/ダブリン中心部マップ アイルランドあれこれ ダブリンの住宅事情 ブルームの日 ダブリンの銅像 ダブリンお茶事情 アイルランドのことば 実在するアイルランド語ヒップホップトリオを題材にした新作映画『KNEECAP/ニーキャップ』 クリスプスことポテトチップス 少数言語がテーマのウィキメディア会議「ケルティック・ノット」 ウェクスフォード・フェスティバル・オペラ ダブリンの劇場 クリスマス~パントマイムとホリデイ気分 リトル・クリスマスと小正月~アイルランドと日本の女性の新年 ダブリンの「付属カフェ」 ショーン・オケイシー『銀杯』に出てくる「フットボール」とは? ドラキュラの正体は? アイルランドを離れて イギリスでの調査 ボウイはベルファストじゃなく、ベルリンに行った 『ゲーム・オブ・スローンズ』の故郷、北アイルランド デリー・ガールズを訪ねて ラスベガスでのバーレスク・ホール・オブ・フェイム・ウィークエンド 地球最後のオンラインユートピアの祭典、ウィキマニア シスター、大丈夫ですか?~イギリスでヘイトクライムにあって エピローグ 聖パトリックの日、さよならダブリン サバティカル中の業績 参考資料一覧 画像出典一覧 初出一覧 著者プロフィール 北村紗衣 (キタムラ サエ) (著) 武蔵大学人文学部英語英米文化学科教授。1983年士別市生まれ。旭川東高校卒業後、東京大学教養学部表象文化論にて学士号及び修士号を取得し、2013年にキングス・カレッジ・ロンドンにて博士号を取得。専門はシェイクスピア、舞台芸術史、フェミニスト批評。著書に『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち』(白水社、2018)、『批評の教室――チョウのように読み、ハチのように書く』(筑摩書房、2021)、『[増補]お砂糖とスパイスと爆発的な何か』(筑摩書房、2025)、『女の子が死にたくなる前に見ておくべきサバイバルのためのガールズ洋画100選』(書肆侃侃房、2024)、『学校では教えてくれないシェイクスピア』(朝日出版社、2025)など。日本語版ウィキペディアで活動するウィキメディアンでもある。 出版社:書肆侃侃房 ページ数:192 サイズ:四六 発売日:2026年3月17日 ISBN:978-4-86385-720-9
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ヨルダンの本屋に住んでみた フウ
¥1,980
〈出版サイトより〉 「ここで働かせてください!」 アラビア語はおろか、中東・ヨルダンの場所すら知らないのに、行ってみた日本人がいるらしい。私である。 「うわ、何この本屋・・・」。ネットで一目惚れした中東の本屋に長文メールを送ると、その返事は「OK」の2文字。意を決してヨルダンに飛んだジャパニーズガールが、ヘンテコ店長&多国籍書店員と繰り広げるエキゾチックで痛快な日々。 note創作大賞エッセイ部門入選。カオスで愉快なヨルダン破天荒滞在記。 目次 はじめに:ヨルダンってどこ?/1:本屋との出会い/2:店長との面接/3:渡航費を稼いで出国/4:ヨルダンに到着/5:ラウラとの出会い/6:本の仕分け業務/7:大工と素人/8:キッチンと丸バツ/9:クッキー作りと人生/10:接客と後悔/11:バイトリーダーのアリス/12:英国紳士 デイビッド/13:チェコからの来客/14:常連の学生カップル/15:日本人vsアラビア語/16:ハビービー/17:ヨルダンで耳にした日本語/18:アラビア語の発音/19:何気ない日常/20:閉店後の過ごし方/21:まかない/22:看板作り/23:バスで怪我/24:絶体絶命ドライブ/25:死海/26:温泉作り/27:壷の弁償/28:旅行計画/29:遺跡/30:ヒッチハイクの創意工夫/31:ヒッチハイクの三人目/32:砂漠に到着・星空/33:砂漠でドライブ 著者紹介 フウ 日本語専攻卒。大学生活の合間に20カ国を旅し、各国で出会った人々との冒険を重ねる。偶然ネットで見つけた本屋に心を奪われ、未知の国ヨルダンに飛び立つ。アラブの波に揉まれて顔がさらに濃くなる。ヨルダン滞在記を何気なくnoteに綴ると、独特な文体とアラブの暮らしぶりが反響を呼び、創作大賞エッセイ部門に入選。現在は日本を拠点に文筆業を営む。夢は、この本が世界中の本屋に並ぶこと。 出版社:産業編集センター ページ数:300 サイズ:四六判 発売日:2025年6月13日 ISBN:978-4-86311-448-7
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いつも心は旅の途中 イ・ビョンリュル(著)/張 銀英(訳)
¥1,650
再入荷しました! 原書:'끌림' 이병률 〈出版サイトより〉 韓国の100万部超の大ベストセラー、ついに刊行!! 世界を旅する愛の詩人イ・ビョンリュルは、140か国以上、多くの都市をめぐりました。 著者がカメラを抱えて旅したノルウェー、メキシコ、日本、イタリア、イギリス、フランス、インド、中国、ベトナム、カンボジア、ペルー、ブラジル…目に焼き付けた風景を文章と写真で綴ります。 これはあなたのものがたり。 ―100万人が共感した、愛と孤独と旅のあれこれ。 読んで、世界をぐるっと旅する不思議なエッセイ。 自由を謳歌、気ままに歩く一人旅。 心躍る出会いにワクワク。 おどろくようなハプニングの数々。 そして、同時に大きな孤独も感じるのです。 旅することは、孤独になること。 旅することは、愛する誰かを思うこと。 どんな人生も旅のようなもの。 人はいつでも、孤独や不安におそわれながら、愛する誰かを想い、そして歩いていく。 愛に迷ったとき、生きる意味を知りたいとき…… この本を開いてください。 きっとあなたの心に寄り添う、あなたのものがたりが見つかります。 著者プロフィール イ・ビョンリュル (イ ビョンリュル) (著) 詩人、旅行フォト・エッセイスト。忠清北道堤川生まれ、ソウル育ち。1988年ソウル芸術大学文芸創作科卒業。1995年、韓国日報新春文芸に詩が入選し、文壇デビュー。2006年「第11回現代詩学作品賞」、2018年「第6回発見文学賞」、2021年「第8回朴在森文学賞」を受賞。1988年から2008年まで韓国の各局ラジオ音楽放送構成作家として 活動。現在、「文学トンネ」出版グループの出版社「タル(月)」の代表を務める。 本書は、韓国で100万部超の大ベストセラーとして長く愛され、待望の翻訳出版である。 張 銀英 (チャン ウニョン) (訳) 津田塾大学講師。NHK国際放送アナウンサー。 韓国生まれ。梨花女子大学卒業。NHKラジオ、テレビにて長年にわたり「NHKラジオ まいにちハングル講座」「NHKテレビでハングル講座」などの講師歴任。ドラマ翻訳では「冬のソナタ」「宮廷女官チャングムの誓い」「太陽の抱く月」など多数の人気作品を手がける。 出版社:マガジンハウス ページ数:224 サイズ:四六判 発売日:2024年8月29日 ISBN:978-4-8387-3271-5
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リスボン日和 十歳の娘と十歳だった私が歩くやさしいまち イム・キョンソン(著)/熊木勉(訳)
¥1,760
原書:'다정한 구원' 임경선 〈出版サイトより〉 親との関係、子どもとの絆を深く考える全ての女性に贈る感動のエッセイ。 新しい時代の女性像を書き続け、韓国の女性たちから愛される作家イム・キョンソン。 自身が「もっとも大切な作品(朝鮮日報 2023-05-03)」と位置付けるエッセイ『リスボン日和 十歳の娘と十歳だった私が歩くやさしいまち(原題:やさしい救い)が待望の邦訳出版! 亡き父母への様々な思いを胸に、幼少期に家族と過ごした思い出の地に娘ユンソとともに再訪することを決意したキョンソン。過去の思い出と向き合い、家族の大切さや娘との新たな絆を築いた12日間の旅路を記す。 「母さん、父さん。私、ユンソを連れてリスボンに帰ってきたよ。」 -『リスボン日和』作中より- 母さんと父さんが、あの時期、幸福であったということ。 不器用であったとしても、私は愛されていたということ。 そして、私もこれから私の子を思いきり愛さなければならない。ほかに何を望むことがあろう。それで充分なのである。 【目次】 Prologue リスボンへと帰る前に Day1 到着 Day2 それぞれの旅行の仕方 Day3 リスボンの色 Day4 オリーブの木と異邦人たち Day5 私たちが輝いていたころ Day6 繊細で美しいものを思う Day7 深い静けさ Day8 休息 Day9 サウダーデの時間 Day10 都市の素顔 著者プロフィール イム・キョンソン (イム キョンソン) (著) 韓国ソウルに生まれ、横浜、リスボン、サンパウロ、大阪、ニューヨーク、東京で成長、10年あまりの広告会社勤務等を経て、2005年から専業として執筆活動。著書にエッセイ『母さんと恋をする時』(2012)、『私という女性』(2013)、『態度について』(2015)、『どこまでも個人的な』(2015)、『自由であること』(2017)、『京都に行ってきました』(2017)、『私のままで生きること』(2023)、小説『ある日、彼女たちが』(2011)、『覚えていて』(2014)、『私の男性』(2016)、『そばに残るひと』(2018)、『そっと呼ぶ名前』(2020)、『ホテル物語』(2022)ほか多数。歌手でもあり作家でもあるヨジョとは『女性として生きる私たちに│ヨジョとイム・キョンソンの交換日記│』(共著:2019)も刊行(NaverAudioclipで「ヨジョとイム・キョンソンの交換日記」を配信)。邦訳に『村上春樹のせいで│どこまでも自分のスタイルで生きていくこと│』(渡辺奈緒子訳:2020)がある。独立した個としてそれぞれが誠実に、自分らしく生きることをテーマにしたエッセイを多く書き、小説で 熊木勉 (クマキ ツトム) (訳) 富山県高岡市生まれ。天理大学外国語学部朝鮮学科、崇実大学校大学院国語国文学科碩士課程および博士課程修了。高麗大学校日語日文学科助教授、福岡大学人文学部東アジア地域言語学科教授を経て、現在、天理大学国際学部韓国・朝鮮語学科教授。専門は韓国・朝鮮近現代文学。著作・翻訳として『朝鮮語漢字語辞典』(共著、大学書林、1999)、『太平天下』(蔡萬植:共訳、平凡社、2009)、『思想の月夜』(李泰俊:単訳、平凡社、2016)等。主要な論文に「金ギョン(王へんに景)麟のモダニズム│植民地期の詩と詩論を中心に│」(『天理大学学報』、第74巻第1号、2022)、「李泰俊の日本体験―長編小説『思想の月夜』の「東京の月夜」を中心に―」(『朝鮮学報』、第216輯、朝鮮学会、2010)、「太平洋戦争下の朝鮮における抒情詩の姿(上)」(『福岡大学研究部論集』第6巻A;人文科学編第6号、2007)等。 出版社:マガジンハウス ページ数:184 サイズ:四六判 発売日:2024年9月12日 ISBN:978-4-8387-3285-2
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ガラスと雪のように言葉が溶ける 在日韓国人三世とルーマニア人の往復書簡 尹 雄大・イリナ グリゴレ
¥1,760
〈出版サイトより〉 在日韓国人3世とルーマニア人の往復書簡 「育った村では一生文字を読み書きしない人たちがたくさんいたので、考えてみれば私もその一人だった確率がとても高いです。」 「幼い頃、韓国語は忌むべきものでした。それを話せばどんな目にあうかは直感的にわかっていたからです。」 日本語を通して描かれる、それぞれの「言葉」と「身体」をめぐる旅! 自分の子供と異国の言語で話す人類学者と自国の言葉を話せないライターが、自らルーツとアイデンティティを日本語で語ったら。 尹雄大 × イリナ・グリゴレ 尹雄大(ゆん・うんで) 1970年、神戸市生まれ。テレビ制作会社勤務を経てライターになる。主な著書に『つながり過ぎないでいい』『さよなら、男社会』(ともに亜紀書房)、『異聞風土記』(晶文社)、『体の知性を取り戻す』(講談社現代新書)など。身体や言葉の関わりに興味を持っており、その一環としてインタビューセッションを行なっている。 イリナ・グリゴレ 1984年ルーマニア生まれ。2006年に日本に留学し、2007年に獅子舞の調査をはじめる。 一時帰国後2009年に国費留学生として来日。弘前大学大学院修士課程修了後、東京大学大学院博士課程に入学。主な研究テーマは北東北の獅子舞、日本で生活する女性の身体とジェンダーに関する映像人類学的研究。現在はオートエスノグラフィー、日本における移民の研究を始めている。 出版社:大和書房 ページ数:192 サイズ:四六判 発売日:2025年7月16日 ISBN:978-4-479-39456-3
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日本に住んでる世界のひと 金井 真紀
¥1,760
〈出版サイトより〉 いろんな国から来た、隣人たちの生活物語。 アイスランド、南アフリカ、スペイン、バルバドス、メキシコ、中国、イタリア、ミャンマー、セネガル、モルディブ、韓国、エストニア、フィリンピン、アルメニア、東ティモール、北マケドニア、アメリカ、中国・内モンゴル自治区、コンゴ民主共和国… 来日した理由はさまざま。暮らしぶりも十人十色。 一人ひとりのストーリーを通して見えてくる普段の生活、そして難民問題、地球温暖化、ジェノサイド、民主化運動、差別の歴史など。 ●北マケドニア ペレ・ヨヴァノフさん 上野公園のチェリスト ●フィリピン 長谷川ロウェナさん 労働組合のリーダーとして仲間を守る ●モルディブ ラシード・モハメドさん 海面上昇で故郷はがらりと変わった ●日本生まれ、中国籍 黄成恵さん 横浜中華街育ち、元不良の料理人 ●バルバドス スプリンガー・ドーン・エイミーさん カリブ海から来た語学の達人 ●アルメニア グラント・ポゴシャンさん ジェノサイドを経験した国の大使 ●韓国 崔命蘭さん すぐ帰るつもりが75年、川崎のハルモニ ●アイスランド アルナ・イェンソンさん 人口が少ないから、いろんな仕事を掛け持ちする ●スペイン、イタリア ドメリコ・ヴィタリさん、アントニオ・ガルシアさん、泉類治さん 長崎のキリスト者たち ●中国・内モンゴル自治区 エンゲルさん 東京で起業したひと、ルーツは草原の遊牧民 ●東ティモール マイア・レオネル・ダビッドさん 12歳で山岳ゲリラへ、いまは広島弁の父ちゃん ●セネガル パパ・ダウダ・ンゴムさん サッカーボールを追い続けた青春 ●ミャンマー キンサンサンアウンさん 1988年の民主化デモの後、17歳で日本へ ●エストニア ペーテル・パウル・ハッラステさん 両親はレジスタンスの闘士だった ●メキシコ 長谷川ニナさん スペイン内戦で亡命した一家の子孫 ●コンゴ民主共和国 ポンゴ・ミンガシャンガ・ジャックさん 入管法改悪デモで出会った、難民申請中のひと ●アメリカ ルーシー・クラフトさん 戦争花嫁の娘はジャーナリストになった ●南アフリカ ジョゼフ・ンコシさん アパルトヘイト時代を生きたジェンベ奏者 著者プロフィール 金井 真紀 (カナイ マキ) (著) 金井真紀 Kanai Maki 1974年、千葉県生まれ。テレビ番組の構成作家、酒場のママ見習いなどを経て、2015年より文筆家・イラストレーター。著書に『はたらく動物と』(ころから)、『パリのすてきなおじさん』(柏書房)、『マル農のひと』(左右社)、『世界のおすもうさん』(和田靜香との共著、岩波書店)、『戦争とバスタオル』(安田浩一との共著、亜紀書房)、『世界はフムフムで満ちている』(ちくま文庫)、『聞き書き世界のサッカー民 スタジアムに転がる愛と差別と移民のはなし』(カンゼン)など。 出版社:大和書房 ページ数:240 サイズ:四六判 発売日:2022年11月19日 ISBN:978-4-479-39395-5
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絶縁 チョン・セラン、村田 沙耶香 他
¥2,200
チョン・セランさんの発案でできたアジア9都市9名の若手作家のアンソロジーです。 村田沙耶香さんをはじめ、各国の作家たちの「絶縁」をテーマにした作品が集まっています。 韓国版:‘절연' 〈出版サイトより〉 奇跡のアンソロジー、日韓同時刊行! 突如若者に舞い降りた「無」ブーム。世界各地に「無街」が建設され――。 (村田沙耶香「無」) 夫がさりげなく口にした同級生の名前、妻は何かを感じとった。 (アルフィアン・サアット「妻」/藤井光・訳) ポジティブシティでは、人間の感情とともに建物が色を変える。 (ハオ・ジンファン「ポジティブレンガ」/大久保洋子・訳) 先鋭化する民主化運動の傍らで生きる「あなた」たちの物語。 (ウィワット・ルートウィワットウォンサー「燃える」/福冨渉・訳) 都市に走った亀裂、浸透する秘密警察、押し黙る人びと。 (韓麗珠「秘密警察」/及川茜・訳) ブラック職場を去ることにした僕。頭を過るのは死んだ幼馴染の言葉だった。 (ラシャムジャ「穴の中には雪蓮花が咲いている」/星泉・訳) 家族の「縁」から逃れることを望んできた母が、死を目前にして思うこと。 (グエン・ゴック・トゥ「逃避」/野平宗弘・訳) 3人の少年には卓球の練習後に集う、秘密の場所がある。 (連明偉「シェリスおばさんのアフタヌーンティー/及川茜・訳) 6人の放送作家に手を出した男への処罰は不当か否か。 (チョン・セラン「絶縁」/吉川凪・訳) 【編集担当からのおすすめ情報】 きっかけは韓国を代表する若手作家チョン・セランさんのひと言でした。 「韓中日+東南アジアの若手世代の作家7~9人で、同じタイトルのもとそれぞれ違う短編小説を書いてアンソロジーを出してみたいです。今、思い浮かんでいるタイトルは『絶縁』です」 この提案を、『コンビニ人間』が世界的ベストセラーになった村田沙耶香さんに伝えたところ「痺れるテーマですね」と快諾。その後、アジア9都市9人の作家の参加が決定しました。『折りたたみ北京』にてヒューゴ賞を受賞したハオ・ジンファンさんをはじめ、いずれも気鋭の作家です。 多くの作品が既存作品の翻訳ではなく書きおろしという前代未聞のプロジェクト、日韓同時刊行です! 出版社:小学館 ページ数:416 サイズ:四六判 発売日:2022年12月16日 ISBN:978-4-09-356745-9
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普及版 モリー先生との火曜日 ミッチ・アルボム
¥1,045
出版社:NHK出版 ページ数:208 サイズ:四六判 発売日:2004.11.20 ISBN:9784140810071 〈出版サイトより〉 世界的ベストセラーがお求めやすい価格で再登場! コラムニストのミッチ・アルボムは、テレビで偶然、恩師を見かける。モリー先生は、体が動かなくなる難病に侵されていた。見舞いに訪れたミッチにモリーは言う。「憐れむより君の問題を話してくれないか」。毎週火曜日、二人だけの最後の授業が始まった。テーマは「人生の意味」について。
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私が本からもらったもの 翻訳者の読書論 駒井稔
¥1,870
出版社:書肆侃侃房 ページ数:232 サイズ:四六判並製 発売日:2021.10.8 ISBN:9784863854871 〈出版社サイトより〉 あなたが本からもらったものは何ですか? 「光文社古典新訳文庫」創刊編集長の駒井稔を聞き手に、8人の翻訳者が語る本にまつわる数々の思い出。 「WATERRAS BOOK FES」の「翻訳者×駒井稔による台本のないラジオ」待望の書籍化! 本は人生最高の贈り物である。読書のおもしろさを語り尽くした一冊。 【「はじめに」より】 このまえがきを読んでいる皆さんは、きっと教養や知識、深い内的体験など難しそうな話が満載なのだろうと思っていませんか。ある意味では、もちろんその通りなのですが、対談形式で個性あふれる8人の翻訳者の皆さんが披瀝する本のお話は、そういう話題も実に楽しく読めてしまうのです。 筋トレしながら娘の本に関する質問に答えてくれた父親、早く自分の話し相手になって欲しいとひたすら世界の名作を大量に与え続けた母親。どの回も本をめぐる心に残るエピソードが満載です。そして最も重要なことは、読書に関する本質的な事柄がきちんと述べられていることだと思います。(駒井稔) 【目次】 はじめに 駒井稔 第1夜 鈴木芳子(ドイツ文学) 第2夜 貝澤哉(ロシア文学) 第3夜 永田千奈(フランス文学) 第4夜 木村政則(英米文学) 第5夜 土屋京子(英米文学) 第6夜 高遠弘美(フランス文学) 第7夜 酒寄進一(ドイツ文学) 第8夜 蜂飼耳(日本文学) あとがき 駒井稔 著者プロフィール 駒井稔 (コマイミノル) (編著) 1956年横浜生まれ。慶應義塾大学文学部卒。1979年光文社入社。広告部勤務 を経て、1981年「週刊宝石」創刊に参加。ニュースから連載物まで、さまざまなジャンルの記事を担当する。1997年に翻訳編集部に異動。2004年に編集長。2年の準備期間を経て2006年9月に古典新訳文庫を創刊。10年にわたり編集長を務めた。 著書に『いま、息をしている言葉で。 「光文社古典新訳文庫」誕生秘話』(而立書房)、編著に『文学こそ最高の教養である』(光文社新書)がある。ひとり出版社、合同会社駒井組代表。
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WORKSIGHT [ワークサイト]18号
¥1,980
韓国人はゾンビが大好き!? 「Kゾンビ」って知っていますか? 韓国の映画や小説には、本当によくゾンビが出てきます。韓国社会にとってゾンビとは何なのか、そんなちょっぴり変わったことについて知ることができる作品です。 特に、映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』について多く取り上げています。 Kゾンビになるためのレッスンも。 その他、韓国以外のゾンビについてもたくさん触れられます! ※今回の入荷分の表紙のゾンビ、顔から血を流していました(赤いインクがついています)。 ゾンビっぽいのでそのままお送りしますので、画像でご確認の上、ご注文をお願い致します。 出版社:学芸出版社 ページ数:128 サイズ:A5判変形 発売日:2023.1.30 ISBN:9784761509231 ゾンビを知ることはわたしたち自身を知ること ゾンビは、その発祥から資本主義と深く関わってきた。カリブ海のプランテーションから、消費、金融と、資本主義が進化するに連れてゾンビも進化する。そのとき、ゾンビは私たちそのものの姿となる。ジョージ・A・ロメロから「韓国ゾンビ」まで。ゾンビを知ることは、私たち自身を知ることなのだ。WORKSIGHTリニューアル第2弾! 目次 ◎ゾンビ宣言 高度資本主義の時代における非人間の状態 サラ・ジュリエット・ラウロとカレン・エンブリーが2008年に発表したのが本稿、その名も「ゾンビ宣言」。 ハイチ発祥のゾンビの原型から、映画のゾンビ、そして未知なる 存在的/憑在的ゾンビへ。熱気のこもった哲学的論考を読めば、きっと目を剥くことだろう。 文=サラ・ジュリエット・ラウロ/カレン・エンブリー 翻訳=遠藤徹 ◎ゾンビの学校 ゾンビの学校で現代社会を学ぼう! 講師は名著『ゾンビと資本主義』の遠藤徹先生。 7つのキーワードをもとに ゾンビ映画から読みとく現代社会。 その絶望と、わたしたちの希望。 文=遠藤徹 ◎ゾンビの世界史 コロンブスのハイチ到着からゾンビの物語は始まる。ハイチのヴードゥーの習俗から派生したゾンビは、書物、映画、漫画、ゲーム を通じて、世界の人びとの想像力を駆り立ててきた。年譜でたどる、ヒトとゾンビの500年。 ◎死の報い ジョージ・A・ロメロとアメリカの悪夢 現在のゾンビ映画の定型を「発明」した不世出の映画監督ジョ ージ・A・ロメロは、アメリカ社会を蝕む資本主義、軍国主義、植民地主義、人種差別、性差別を根源から批判しつつ、それを決して脱け出すことのできない牢獄として描く稀代のペシミストだった。「死のうとも、社会が完全に崩壊しようとも、資本主義の外を想像することができない」現代社会において、絶望の巨匠は、いったい何をゾンビに託したのか。アート映画のSVODプラットホーム〈MUBI〉に掲載された渾身のロメロ/アメリカ論を特別掲載。 文=ブライアン・エーレンプリース 翻訳=若林恵 ◎新入社員、『奴隷会計』を読む ゾンビと資本主義はともにカリブ海のプランテーションにルーツがあるという。その両者をつなぐのは「奴隷制」だ。2022年に刊行されたケイトリン・ローゼンタールの『奴隷会計:支配とマネジメント』は、奴隷制がいかに現代の企業マネジメントの基盤となっているかを明かした注目の書だ。2022年春に大手 日本企業に就職を果たした入社8カ月目の新入社員(匿名)に『奴隷会計』を読んでもらった。奴隷制は過去の遺物なのか? それとも現代企業のなかに巧みに温存されているのか? インタビュー・文=若林恵 ◎Kゾンビは右側通行しない 2016年『新感染 ファイナル・エクスプレス』で世界的な注目を浴び、以後『キングダム』『今、私たちの学校は...』など、ゾンビ映画/ドラマに新たな視点を投げこんだ「Kゾンビ」。それは 旧来のゾンビものとはどこが異なり、何を新たに語りかけているのか。韓国の気鋭の映画評論家カン・ドックによる書き下ろし論考。 文=カン・ドック 翻訳=後藤哲也 ◎韓国ゾンビになってみる ゾンビを知るには、ゾンビになってみるのが一番。ストリートダンサーとともにゾンビの動きを身につけよう(ついでに体幹も鍛えられる?)。 ◎バスキアの絵がゾンビにしか見えない ジャン=ミシェル・バスキアは、投機資本主義の愛玩物として搾取され続けながら、それに絶えず異議を申し立て続ける反逆のヒーローとして、いまなお強力なアイコンであり続けている。バスキアは、終わることのない二項対立のなか、死にもせず生きもせず宙吊りにされる。そのありようはまるでゾンビじゃないか。と思えば、絵に登場するアイコニックな「キャラ」もゾンビに見えてくる。「バスキア=ゾンビ」という無理矢理な仮説に、本誌コンテンツディレクターの若林恵が挑む。 文=若林恵 ページ数 128 判型 A5判変形 著者プロフィール WORKSIGHT編集部(編) コクヨが掲げる「自律協働社会」というありたい社会像を手がかりに、これからの社会を考える上で重要な指針となりうるテーマやキーワードを拾いあげ、探究していくメディア「WORKSIGHT」。コクヨ研究所と黒鳥社が中心となり構成された編集部が、メールマガジン(毎週火曜日配信)を中心に、書籍、イベントなどコンテンツを展開中!worksight.substack.com WORKSIGHT [ワークサイト]18号 ( ワークサイトジュウハチゴウ ) われらゾンビ We Zombies ( ワレラゾンビ ウィーゾンビーズ ) WORKSIGHT編集部 ( ワークサイトヘンシュウブ ) (編) ISBN:978-4-7615-0923-1 発行: 学芸出版社
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WORKSIGHT[ワークサイト]25号
¥1,980
アジアのカルチャーについての特集。 韓国の出版デザインなどもいくつか紹介されています。 出版社:学芸出版社 ページ数:128 サイズ:A5判変形 発売日:2024.11.13 ISBN:9784761509323 わたしたちはずっと西に憧れ、西を目指してきた。時代は変わってカルチャーのフロントラインはアジアに移行しつつある。サイケデリック、ヒップホップ、フットボールカルチャー、インディパブリッシャー、そしてアジアにおけるジャパニーズカルチャーの現在まで、アジアでアジアをみつめる、新しい時代の証言 目次 ◉新しいアジアのサイケデリクス 選=Go Kurosawa ロッテルダムを拠点にアジアの音楽を発信するレーベル・Guruguru Brainの Go Kurosawaが紹介する新しいアジアのクリエイティブの一端。 ◉巻頭言 ひとつに収束しない物語 文=山下正太郎(本誌編集長) ◉アジアのほう 対談:TaiTan(Dos Monos)×Go Kurosawa(Guruguru Brain) この150 年ほど、日本は遠く欧米を眼差し、その文化を取り入れることで自分たちの社会を形成してきた。状況は少しずつ移り変わり、眼前のアジアに新しい文化がうごめくのを日々目撃するようになった。日本/アジア/欧米を股にかけて活動するアーティストふたりが考える、「アジアのほう」の見つめ方。 ◉イースタンユースの夜明け Eastern Margins/bié Records/Yellow Fang/ Orange Cliff Records/Yao Jui-Chung かつて欧米が絶大な影響力を誇ってきたグローバルカルチャーが分散化しながら多極化しているいま、カルチャーをめぐる新しい潮流がアジアから生まれつつあるのかもしれない。 アジアの変化を最前列で見ながら、まだ見ぬカルチャーのありようを切り拓いてきた5人のフロントランナーに訊いた。 ◉北京のインディ番長、阿佐ヶ谷に現る mogumogu から広がるオルタナティブ・コミュニティ 100年ほど前、川端康成らが居を構えて阿佐ヶ谷文士村を形成したエリアに、2023年オープンした中国インディ音楽のショップ/ライブハウス「阿佐ヶ谷 mogumogu」。中国、日本、さらには世界へ。アットホームな空気感のままに広がるインディでオルタナなネットワーク。 ◉Dirt-Roots サッカーでつながるコレクティブ サッカーは世界の共通文化だ。とはいえ「フットボールカルチャー」 を草の根で盛り上げているローカルなコミュニティは分断し、孤立していた。ところが近年、クリエイターを中心としたコミュニティが国境を越えてつながり始めている。日本のフットボールカルチャーマガジン『SHUKYU Magazine』が韓国・タイ・インドネシア・中国の仲間と立ち上げた、汎アジア的蹴球文化プラットフォーム「Dirt-Roots」。それはいかにして生まれ、いかに育っていくのか。『SHUKYU Magazine』編集長の大神崇に訊いた。 ◉アジアンデザイナーたちの独立系エディトリアルズ 「デザイン」を超えて、出版・編集の領域へと踏み出すアジアのデザイナーたち。 「本」というアナログな表現形式のなかに新たな可能性を見いだす10組のインディパブリッシャーたちの挑戦。 ◉テラヤマ・ヨコオ・YMO 中国で愛される日本のアングラ/サブカル カルチャー大国ニッポンが最も輝いていた1960~80 年代の「アングラ」な文学やアート、映画、音楽が、いま中国の若きクリエイターや編集者たちの間で、大きな注目を集めている。寺山修司、横尾忠則、YMOといった戦後日本を代表する文化アイコンに、彼ら/彼女らはなぜ魅せられるのか。上海在住歴8年、中国で自著も刊行する日本人編集者が取材した。 ◉ブックガイド:百年の彷徨 アジアを旅した者による本の年代記 1世紀という時間をかけて、日本の人びとはアジアの地を訪れ、何かを理解し(たような気になり)、その知見を伝えてきた。 そして日本もまた、海外からの眼差しの対象として存在する。旅行、仕事、調査に戦争......訪れる目的はさまざまだ。掴んだと思えば手からすり抜けるアジア、せめてその尻尾へとたどり着くための60 冊。 ◉ロスト・イン・リアリティ MOTE のアジアンクラブ漂流記 2018年、雑誌のアジア特集の取材を機に、アジアのクラブカルチャーに足を踏み入れた編集者・石神俊大は、気づけば自らもDJとなって、その深みのなかへと埋没していった。大文字の「カルチャー」とは一線を画した、ローカルで猥雑な異世界としてのクラブ。無力感とあてどなさを頼りに見つけ出した、自分たちには立ち入ることのできない、アジアの未知なるリアリティ。 ページ数 128 判型 A5判変形 著者プロフィール WORKSIGHT編集部(編) コクヨが掲げる「自律協働社会」というありたい社会像を手がかりに、これからの社会を考える上で重要な指針となりうるテーマやキーワードを拾いあげ、探究していくメディア「WORKSIGHT」。ヨコク研究所と黒鳥社が中心となり構成された編集部が、メールマガジン(毎週火曜日配信)を中心に、書籍、イベントなどコンテンツを展開中!worksight.substack.com WORKSIGHT[ワークサイト]25号 ( ワークサイト ニジュウゴゴウ ) アジアのほう Towards Asia ( アジアノホウ ) WORKSIGHT編集部 ( ワークサイトヘンシュウブ ) (編) ISBN:978-4-7615-0932-3 発行: 学芸出版社
